漫画への活用を前提に、
今後の画像AIの進化で期待すること
画像AIの進化ですが、anytest_v4以降、ゲームチェンジャーとなるほど大きな動きは中々なさそうです。というのも、どのようなラフな手描き線画でも元画像を維持できるanytest_v4が出たことで、手描きの補助的な機能はほぼ出そろったなと。
あとはこれをどのように活用していくか考えるフェーズに入ったと思います。開発は今は画像よりLLMや動画AI、音楽AIなどが活発ですね。
画像AIで次に大きな動きが来るとすれば、SDXLのような自分で画風調整できるオープンモデルが、DALL-E3並みのプロンプト理解力+破綻の少なさになることかなと。
それができれば「DALL-E3→SDXLでi2iして画風を整える」の工程が無くなるので、画像AIを漫画に活用する使いやすさがもう一段上がると思います。LLM+画像AIのドッキング進化に期待しています。
おわりに
AI漫画実験全5回、楽しんでいただけましたでしょうか。
自分自身大変楽しくやらせていただきました。まだまだ色々な面で課題の多い生成AIですが、上手く共存できれば人間の強い味方になってくれるはずです。
今後も情報をアップデートしながら、その時々でベストな画像AIの活用方法を模索していきたいです。
ASCII.jpでもまたお会いできると嬉しいです!
野火城でした。
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