1/LLMにプロットとネームを手伝ってもらう
最終回は「北風と太陽」をベースにしました。今回は白い原稿にセリフを入れただけのもの+「北風と太陽」のあらすじをClaude-3.5-Sonnetに読み込ませ、「このAI漫画の内容を『太陽と北風』のパロディに改変してみて」とお願いしましたが、自分の入力したセリフをオウム返しにそのまま羅列してくるだけでした。
これは自分の使い方が悪いのだと思います。おそらくもっとプロンプトを練ったりと、手順を踏んでいけばいい返答が得られるのでしょう。
逆に言うと、今は「素人が適当な指示でLLMにプロットを頼んでもいい結果は得られない」くらいの実力しかない、ということです。本気でLLMに物語作りを手伝ってもらいたいなら、ネットで有効な手順を調べる必要があります。
自分もまあまあLLM情報を見ている方だと思いますが、上手く書かせられている人でもやはり相当加筆しないと実用レベルには達しない印象で、今はまだLLMは「思考の潤滑油」くらいに留め、具体的内容は自分の頭で考えた方が速そうです。
LLM素人がAIに「面白い」と思える破綻の無い物語を書いてもらえるのは、もう少し先でしょう。
(次ページ:DALL-E3で漫画の絵を作ろう)
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