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T教授の「戦略的衝動買い」 第794回

これで最後にしたい「小さな財布」を衝動買い!

2024年08月17日 11時45分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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紙幣や小銭も見やすく無理なく取り出せるスペースも十分

 革と同じトーンの糸を使った縫製は、極めて丁寧でジッパーは長く使っても安心なYKK製。ジッパー全開でマチのある約75mmの開口部からは内部の紙幣や小銭も見やすく、目的の対象を無理なく取り出せるギリギリのスペースが確保されている。表面の薄いコンパートメントにクレジットカードが最大2枚入る。だが2枚を入れた最初の頃は少しタイトだ。筆者は持ち歩きのクレジットカードは1枚にすることにした。

 どこかの調査で日本人のクレジットカード保有枚数は平均3枚とのデータがあるが、世の中にある財布の多くは未だに収納枚数が10枚とか20枚とかの財布を見かけることが多い。筆者も会員証や別の目的で使うカードも入れれば、10枚前後持っているが1枚でも困ることはない。今のところ持ち歩き用はVISA ANAのクレジットカード1枚にした。

 実はごく最近、VISAのクレジットカードが使えないことが2度ほどあった。1度目はWikipediaに寄付しようとしてビザ・ワールドワイド・ジャパンご自慢のパターン認識システムに引っかかった。確かに初めてだが、かなり入力した後で決済画面に移動するウェブサービスの場合、入力した全ての入力が無駄になってしまう。電話してやっと解決し同じ操作を再度するはめになった。

 そして2度目は今まで何度も利用しているウェブ販売サイトだった。もはや理由すら分からない。電話しても「システムがストップしろと言ってる」の一点張り。大事なチケット購入や限定版商品をやっと買えたと思ってたら、決済でパターンが違うので決済停止になって、再度やったらもはや何も残っていなかったなんてのがあり得るのだ。

 

 なので、メインがVISAの場合、クレジットカードの2枚持ちは超有効だ。筆者もこの際JCBをメインカードに変えようかと思っている。いずれにせよ持ち歩くクレジットカードは1枚だ。必要な金額やクレジットカードを全部入れても革ICHIの極小財布はコンパクトで軽い。あいにく自宅の物理キーは持ち歩かないといけないので、ポケットの中は革ICHIの極小財布とキーホルダーの2個だ。

 ところがこの8月からマンション1階の集合ロックが金属の鍵に加えて、小さくて軽いトークンでも開閉できるようになった。なので最近は革ICHIの極小財布のジッパープルにトークンを付け、金属キーは不要になった。結果、出歩く時は革ICHIの極小財布とwena3(Suica)を取り付けた腕時計とスマホの3点だけとなった。

 以前も紹介したように、キャッシュレス決済大好きな筆者はたとえ物理的な財布がなくても、腕時計をしてスマホを持った左手にはキャッシュレス決済できる機能が複数集中して入っている。

 常時持ってるスマホにはPayPay、Suicaの2つ、サービス開始時より薬指にはめてるEvering(VISAのタッチ決済)そしてスマホ内のGoogleウオレットにはVISAのIDとタッチ、最後に腕時計のwena3にもSuica。ある日の全ての金額合計は全部で3万7423円だった。

 今回、革ICHIの極小財布に替えるに際して、従来から使い続けてきた遺失物トラッカーの類を全部止めた。財布を今まで一度も紛失したことがないのとBluetoothが切れて再接続しないこともあり、面倒になってきたことが理由だ。しばらくは革ICHI極小財布に入れた数千円近い現金と1枚のクレジットカードで過ごす予定だ。

 筆者のお気に入りの近所の超美味い街中華やレガシーで昭和な喫茶店、抜群のとんかつ店や天ぷら屋、時々行く日払いの整形外科などはいったいいつになったら、キャッシュレス決済の時代になるんだろう。それまでは革ICHIの極小財布はスマホと共に決して手放せない存在だ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:革ICHI「極小財布」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:2390円(2024年7月4日購入時)

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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