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“一強”エクイニクスとの競争に向け、新データセンター「中央第3センター(CC3)」を開設

アット東京が芝浦・品川エリア進出で狙う「東京No.1キャリアホテルDC」の座

2024年07月01日 07時30分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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写真で見る、アット東京CC3の特徴

 なお記者説明会では、CC3の内部を見学することができた。本記事の最後に、写真を使ってCC3の特徴的な設備を紹介しよう(以下の写真はすべてアット東京提供)。

CC3のエントランス部。芝浦・品川エリアは海も近いため、高潮被害を考えて、CC3の主要な設備はすべて2階(標高6.4メートル)より上に配置されている

外部からのネットワークを引き込む部屋(MMR:ミートミールーム)は、冗長化のため複数箇所に設置。キャリアホテルDCという位置付けであり、多くの事業者からネットワークを引き込むため、一般的なDCよりもかなり広い面積が取られているという

MMR内に引き込むケーブルを保護するための鉄管

CC3内には約1000㎡のサーバールームが合計8つある。上げ床式ではなく、建物の床面に直接、ラック固定用のレールが埋め込まれている。またラック列への給電にはケーブルではなくバスダクトを採用するという

サーバールームの隣に空調機室を設け、壁面のパンチ穴から冷気を供給し、サーバー排熱は天井から回収する。屋上チラーからの冷却水が供給される空調機室にCDU(Cooling Distribution Unit)を設置することで、液冷方式のサーバーにも対応できる

20MW(20MVA)の主変圧器(写真奥)。電力線の引き込みも冗長化されており、現在はトータル40MWの受電容量だが、将来的な拡張用スペースも用意されている

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