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山根博士の海外モバイル通信 第710回

BMWコラボスマホが海外で立て続けに登場で香港とインドに超嫉妬!

2024年07月03日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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BMW

BMWとスマホのコラボは相性がいい

BMW乗りじゃなくてもほしくなる!
BMWコラボスマホが2メーカーから登場

 自動車メーカーとスマートフォンメーカーのコラボモデルは過去に何度も出ていますが、ほぼ同時期にBMWとコラボしたスマートフォンが異なる2メーカーから登場します。

 まずはサムスンの「Galaxy S24 Ultra」。サムスンは昨年に韓国でBMWコラボモデル「Galaxy S23 Ultra BMW M Edition」を出したことがあります。このモデルはサムスン韓国ではなく現地キャリア、SKテレコムが独占販売。サムスンではなくSKテレコムがBMWと直接コラボしたようです。

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韓国で発売された「Galaxy S23 Ultra BMW M Edition」

 それから1年後に登場したサムスンとBMWのコラボモデルは香港で発売になります。こちらは特に名前はない様で、BMW Mのスペシャルボックス版となります。

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香港で発売になるGalaxy S24 UltraのBMW Mスペシャルボックス版

 パッケージはプレミアム合金のアタッシュケース。Galaxy S24 Ultra本体(12GB+1TBモデル)とBMWスエードケース、BMW Mカーボンファイバーデザインケース、ストラップ、ウォーターボトル、傘が付属します。コレクタブルなセットですが、アタッシュケースは日常でも使いたくなるでしょう。限定300台販売なのでかなりの争奪戦になりそうです。

BMW

ケースやストラップもつく豪華なセット

 販売は抽選方式で、2024年6月30日から開始。Galax S24 Ultraの本体価格はこのメモリー構成で1万2398香港ドル(約25万2000円)。抽選に当たるとアクセサリー類(定価2800香港ドル相当、約5万7000円)を含んだ限定ボックスとして購入できるとのこと。

 なお、サムスン香港はBMWとコラボして、BMWの限定ショールームで同モデルの展示やGalaxy AIのデモなども行なっているとのこと。限定モデルを買えない場合は、ここに行けば触ることができそうです。

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8月31日まで香港湾仔のHopewell Centreで限定ショールームが開設されている

 もう1つのBMWモデルは、新興国にスマートフォンを出しているInfinixの「NOTE 40 SERIES Racing Edition」で2024年6月に発表されました。こちらはBMW Group Designworksとのコラボモデル。豪華な引き出し式のパッケージにはスマートフォンやケースに加え、スマートウォッチやサングラスも入っています。

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Infinix NOTE 40 SERIES Racing Editionの豪華なパッケージ

 スマートフォンはなんと5種類登場(以下参照)。4G版と5G版、高性能なProモデルなどNote 40シリーズ全モデルにこのRacing Editionが用意されるそうです。販売国は明記されていませんが、Infinixの主なマーケットはインドやアフリカです。

・Infinix Note 40 Racing Edition
・Infinix Note 40 5G Racing Edition
・Infinix Note 40 Pro Racing Edition
・Infinix Note 40 Pro 5G Racing Edition
・Infinix Note 40 Pro+ 5G Racing Edition

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Infinix Note 40シリーズ5モデルにRacing Editionが登場する

 なお、Racing Editionは専用の壁紙やテーマがプリインストールされています。ここまで本気で作られたBMWモデルですが、先進国では販売されないのが残念。中国ではブランドやキャラクターコラボモデルが良く販売され、そのたびに「日本などでも販売してほしい」と思ったものでした。そして今度はインドやアフリカで売られるコラボモデルに同じ気持ちを抱くことになるのです。

 Infinixの親会社、Transsionはスマートフォン出荷台数世界シェア5位と躍進中ですが、その勢いから生まれたコラボモデルをひっさげて、先進国市場にも出てきてほしいですね。

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専用テーマも本格的だ

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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