ヨーロッパや東南アジアの「チップ」は?
タイは意外とチップ文化が広まっている
ちなみにそのほかの国では、アメリカほどチップを気にする必要はありません。ヨーロッパなどはホテルや飲食店の場合、サービス料として別途上乗せされていることが多いので、それがチップに充当します。明細を確認してもしサービス料がなかったり、大人数でテーブルアレンジなどをしてもらったりといったときに、別途現金で渡せばオーケーです。
東南アジアもそこまでチップ文化はなく、ゴルフのキャディーさんやマッサージなど対人でのサービスを受けたときに、正規料金とは別に、担当者へ渡すくらいです。ただしタイは意外とチップ文化が広まっていて、高級店などではチップを払ったほうが良いケースもあります。ですがこの場合でもサービス料が計上されていればチップの必要はないので、まずは明細をしっかりと確認しましょう。
以上がここ最近の海外でのチップ事情です。円安ということもあり、不要なチップなら極力払わず節約したいところですが、特別対応や十分なサービスを受けた対価として快くチップを渡せば、相手も禁止されていない限り気持ちよく受け取ってくれます。
日本には馴染みのない習慣なので、煩わしさも感じますが、「郷に入り手は郷に従え」ということわざもあるとおり、極力現地の習慣に合わせてスマートに旅をしたいですね!
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

この連載の記事
-
第124回
トピックス
2026年は“穴場”が主役!円安でも行ける、旅賢者おすすめコスパ最強旅先 5選【保存版】 -
第123回
トピックス
【え、1日16円?】eSIMが激安すぎる世界線が来ていたので、海外で試してみました -
第122回
トピックス
JAL・ANAの航空券が過去最大値下げ!ブラックフライデー最新情報まとめ【2025年版】 -
第121回
トピックス
初の“扉付き”ビジネスクラスシート誕生!4Kモニター&ワイヤレス充電にも注目「これ、マジで乗りたい!」 -
第120回
トピックス
まるで空港版SASUKE!? 空港のプロが魅せる「グラハン頂上決戦」に潜入 ANAの“究極の荷物スキルバトル”とは? -
第119回
トピックス
実は損してるかも? 海外クレカ決済の落とし穴と節約テク -
第118回
トピックス
バスごとフェリーで海を越える!? 渡り鳥ルートを再現した激レア旅と“消えた隣人”の話 -
第117回
トピックス
たった1800円でドイツ縦断!? 安すぎる鉄道「FlixTrain」に乗ってみた! -
第116回
トピックス
【密着レポ】ANAのパイロット訓練、実はフロリダでやってた! -
第115回
トピックス
うますぎ注意!旅先で出会った世界の絶品メシ6選 -
第114回
トピックス
600年前から営業中!? 辿り着いた“中世の街”がタイムスリップ級でした - この連載の一覧へ













