久留米から生まれた若きビジネスアイデア 映像制作現場をDXする「SWIFT香盤」が大賞
久留米市「START-K DemoDay2024」イベントレポート
提供: 株式会社久留米ビジネスプラザ
自由に勉強できる「あしあとスペース」、宮井賞
「熊本県小国町に住む子どもたちに多様な学びの選択肢を提供したい」。北里美弥氏によると、小国町には塾がないため、勉強難民となる中高生が多いそうだ。
北里氏は小国町に住む中高生が、学びを通して成長する場所として「あしあとスペース」を立ち上げた。ICT教材の活用や文具の完備など、中高生が自由に訪れ勉強できる場所を目指す。
今後、地域福祉の拠点として「あしあとスペース」を運営し、全世代が住みやすく、楽しいと思えるまちづくりをしていく展望だ。
ばりやわとんこつのあやか氏は「『あしあとスペース』でできることは何か」と興味を示した。北里氏は「大学のラーニングコモンズをイメージしている。友だち同士で勉強できる場所を目指している」と答えた。
空き家の有効活用で財政破綻を回避する
久留米市は全国で79番目に空き家が多い。総務省によれば、2018年時点で、久留米市には20,910戸の空き家があった。空き家があることで、建物の老朽化や治安の悪化などにつながり、財政破綻を起こしやすくなるという。過去に、北海道夕張市が財政破綻をした際の空き家率は33.33%だったという。
これらを解決するため、空き家を活用した学生専用のシェアハウスを作る活動を展開。現在、北九州市にある空き家のリノベーションを手がけている。今後は空き家の活用に悩んでいる人と新たな活動拠点を探す人をマッチングしたいと考えている。
ばりやわとんこつのあやか氏は「久留米で空き家を改築するのは大変だと思った。何か戦略はあるのか」と聞いた。村田氏は「古民家や都市部にはない学生が生活する空間を作りたいと考えている」と展望を語った。