久留米から生まれた若きビジネスアイデア 映像制作現場をDXする「SWIFT香盤」が大賞
久留米市「START-K DemoDay2024」イベントレポート
提供: 株式会社久留米ビジネスプラザ
久留米市の創業支援プログラム「START-K」の成果発表会「START-K DemoDay2024」が、久留米市民交流センターくるみホールで2024年2月10日(土)に開催された。
「START-K(KURUME START FOUNDING ACADEMY)」は35歳未満の次世代を担う若年層が新しい価値を生み出す久留米発のビジネス創出プログラムだ。コンセプトは、久留米市の地域とともに新たなビジネスを生み出すロールモデルになる若者を輩出すること。事業アイデアを具体的なビジネスに昇華するプログラムで、起業を希望する人にアクセラレーターが伴走支援した。
「START-K DemoDay2024」にはスペシャルゲストとして、TikTokのフォロワーが50万人を超える男女ユニット「ばりやわとんこつ」の永松文太さんと新谷あやかさんが登壇した。本記事では大賞や特別賞など各受賞した4人を含む登壇者7人のピッチと、「ばりやわとんこつ」と登壇者とのトークの模様をお届けする。
映像制作現場をDXする「SWIFT香盤」が大賞を受賞
土山茜氏は久留米市出身の俳優で、自身が主演を務める映画の制作に挑戦している。映像制作の現場では、制作に必要な備品やスケジュールが記載されている香盤表が、演者やスタッフに配布される。
しかし、この香盤表は現場ごとに異なる仕様であるため、内容に変更が生じた際に、誤植や伝達ミスが起こりやすいという課題があるという。そこで土山氏は「SWIFT香盤」を考案。Wordやテキストファイルなどをアップロードすると、自動で香盤表が生成されるアイデアだ。
今後、「SWIFT香盤」の開発や、「SWIFT香盤」と連携したさまざまな映像制作支援サービスをリリースし、映像制作現場のDXを目指すという。
ばりやわとんこつの文太氏は「どのように香盤表を自動生成するのか」と質問。土山氏は「アップロードするテキストに特定の記号を入れることで、台本上に抽出できる機能や、小道具の書き出し機能などを検討している」と展望を語った。