妊婦と胎児の健康データをどこでもモニターできる「Central i」
地域全体で妊婦を見守る仕組みをサポート
メロディ・インターナショナルは2月28日、妊婦と胎児の健康データをどこでもモニターできる母体胎児集中監視システム「分娩監視セントラルシステム Central i(セントラルアイ)」を発売した。
本製品は、従来のセントラルモニターでは実現が難しかった、病院やクリニック、妊婦の自宅、救急搬送中の救急車など、あらゆる場所とデータ連携し、院内にて集中監視できるシステムとして開発された。これにより、病院やクリニックの医師、助産師が同じデジタルデータを共有しながら、地域全体で妊婦を見守る仕組みをサポートする。
例として、石川県では2023年10月、石川県立中央病院とほか病院、クリニックをネットワークで繋ぐ、救急搬送時の遠隔分娩監視システムが導入された。
Central iの特徴
Central iは、セントラルモニター用プログラムとして、医療機器の認証を取得し、医療の産科医療の現場を支えるスマートなプログラム医療機器。特徴は以下のとおり。
・オンプレミス(院内設置)タイプでの運用も可能
院内だけでネットワークを使用する場合は、オンプレミスサーバーで運用可能。有線ネットワーク工事をしなくても簡単に導入できる。
・プログラム医療機器なので導入が簡単
院内Wi-Fiやモバイルネットワークによる接続で、計測する場所や閲覧する環境を選ばない。ノートPCや大型モニターを繋いだデスクトップPCで、ウェブブラウザーからCTGグラフを集中監視できる(クラウドタイプの場合)。
・アラーム機能搭載(JIS規格準拠)
Central iのリモートモニターからアラームを鳴らせられる。オプションで回転灯を設置できるのでアラームを見逃さない運用も可能。外付けのスピーカーを接続するなど、さまざまなハードウェア構成を選択できる。
・同時に閲覧できるグラフ数・表示方法は自由にカスタマイズ可能
分割画面をクリックすると別のタブで全画面に拡大される。同時監視する最大数で画面分割しておけば、データが入ってきた順に画面を分割したり、並列に並べてスクロールしながら見ることも可能。
・計測終了後の過去データも簡単表示
計測終了後のデータは、画面下部に格納され何度も閲覧できる。タップすれば、新しいタブとして全面に拡大され、スクロールしながら閲覧可能。
・タブレットひとつで閲覧可能 設置・持ち運びも簡単
タブレット端末から閲覧でき、モニターを設置する工事が不要。
・看護記録・SOAPの登録・編集をグラフのタイムライン上に記入・閲覧可能
患者ごとに看護記録やSOAPを記入できる。記入した看護記録・SOAPはタイムライン上のグラフや個別表示したグラフの下部に表示される。
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