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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第955回

「揚げ出し豆腐」も主役級です!3月5日発売

やよい軒の「西京焼」は最強だった!主役が“ダブル”な豪華定食

2024年03月04日 20時45分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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春のご馳走定食、いただきます!!

 ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。3月になり、すぐそこに春の気配を感じられるようになりましたが、年度末の仕事や、新年度への準備で慌ただしい人も多いでしょう。

 こんな時こそしっかりご飯を食べて体力をつけようではないですか! 和食レストラン「やよい軒」から、盛り沢山な内容のちょっと贅沢な定食が登場します。

やよい軒から「豚肩ロースの西京焼」定食

 やよい軒は「三元豚肩ロースの西京焼定食(揚げ出し豆腐付)」を3月5日より販売開始します。

 「こだわりの特選シリーズ」から登場する新メニュー。豚肉の西京焼と揚げ出し豆腐の、2つの主役級なおかずを楽しめる定食。「お肉3枚盛」と「お肉5枚盛」が選べて、価格は950円~。

 少し贅沢な内容ですが、彩りがよくてこの時期にぴったり。ということで、さっそくいただいてみました!

豪華な内容 さっそく食べてみた!

【お肉5枚盛】三元豚肩ロースの西京焼定食(揚げ出し豆腐付)(1190円)を試食しました

 一番の主役は、「三元豚肩ロースの西京焼」。西京焼とは西京味噌で漬け込んで焼く料理法で、お魚でよく見かけますよね。今回は豚肉の西京焼です。ちなみに三元豚とは、3種の品種を掛け合わせた豚肉のことで、一般的に、質がよく、バランスがよい味わいとされています。

味噌を炙った、甘い香り

 使用する西京味噌にはこだわりが。西京味噌とは、京都で生産されて基準をクリアした低塩で甘口の白みそのことを言いますが(関連サイト:京都府味噌工業協同組合)、今回は200年の歴史がある老舗の味噌蔵による、ブランド名もそのままの「西京味噌」を採用。

 テーブルに登場すると、甘いお味噌を炙った香ばしい香りがします。

肉厚、なのに柔らか

 豚肉は厚みがあるのに、しっとり柔らかく、プリッとした歯切れのよさです。

ご飯に合います!

 味わいは“はんなり“とした上品さがあり、甘く、豚肉自体の脂の旨みが引き立っています。米麹の発酵食品の奥行きある味わいが存分に発揮されているからでしょう、上品なのに後を引くため、どんどんご飯がほしくなっちゃう!

味変用の「生しょうゆ糀」(写真中央)

 小皿には、特撰丸大豆の吟醸醤油を使用した「生しょうゆ糀(こうじ)」が添えられています。豚肉にこちらをつけて“味変”できるということです。

 聞きなれない方のためのにしょうゆ糀(麹)について簡単に。しょうゆ糀(麹)とは、味噌の原料でもある麹に醤油を加えて発酵させたもの。通常の醤油よりもまろやかな味わいで、醤油がわりに使用するなど調味料として活躍してくれます。万能調味料として「塩麹」が話題になったことがありますが、その醤油版ということですね。

風味が豊かになって、ご飯が進む!

 「生しょうゆ糀」をつけると、甘くてほんわかしていた豚肉が、さらに風味豊かになり、しかも引き締まる感じもします。もともとの西京焼は、西京味噌の塩分が控えめなので、人によっては「ご飯に合わせるとなるとパンチが足りない」と感じてしまうかもしれません。そんな人は味変でご飯が一層進みやすくなるはず!

添え物ではありません。揚げ出し豆腐も主役

 もうひとつの主役はこちら。「揚げ出し豆腐」です。

 実は揚げ出し豆腐だけではなく、茄子、オクラ、レンコンも入って具沢山。中くらいの鉢で提供され、しっかりとボリュームがあります。

 やよい軒の定食では“小鉢”のお惣菜を、有る無しから選べるものがありますが、今回は必ず、揚げ出し豆腐の鉢がセットで付きます。

茄子など、お野菜たっぷりでうれしい

 衣をつけて揚げた豆腐は優しい味わい。レンコンやオクラなど歯ごたえある食材も入っています。個人的に大ヒットなのは茄子。てんつゆをたっぷり吸った茄子は、噛むとおつゆがジュワッと溢れて、懐かしさも感じる家庭の味。大根おろしを崩しながらヘルシーにいただけますよ。

ご飯はおかわり自由です

 もちろん、やよい軒のご飯はおかわり自由。店内にあるおかわり専用のご飯サーバーで、好きな量を自由におかわりできます。

豚の西京焼&揚げ出し豆腐 両方に満足感アリ!

 三元豚肩ロースの西京焼と揚げ出し豆腐の2つのおかずが主役の定食。品数が多くて、春らしいご馳走定食として、“最強”とも言えるのではないでしょうか。値段が1000円前後なので、ランチというより夜ご飯にゆっくり食べたい内容だなと思いました。

 こだわりの特選シリーズは、2023年9月に登場した「極みから揚げ」と同年10月発売の「鶏まぶし定食」に続く第3弾。こだわりのある素材を使用し、味変なども楽しめる、ワンランク上のやよい軒メニューです。いつもより「ちょっといいもの」を楽しみたい時にオススメですよ。

ところで…やよい軒の「みそ汁」が変わった

 実は定食発売に先駆けて、やよい軒では3月から「みそ汁」が変わりました。

左が秋冬(9月~2月)向け、右が春夏(3月~8月)向け。3月から切り替え

 今までは年間通して1種類のみそ汁を提供していましたが、時期で分けてみそ汁を提供することに。

 従来のみそ汁を秋冬(9月~2月)に、新しく登場する新みそ汁は春夏(3月~8月)に提供されます。

 従来のみそ汁(秋冬向け)は、信州赤系米みそとコクのある中京豆みそをブレンドした、みその香りとコクにこだわった味わいのみそ汁。

 一方で、新みそ汁(春夏向け)は、信州淡色系の米みそと、かつおだし・昆布だしを使用した、さっぱりと軽い口当たりのみそ汁でした。

 どちらも定番のみそ汁の味ですが、3月から登場したみそ汁のほうがすっきりとしていて、暑くなるこれからの季節にもゴクゴクと(!)飲めそうでしたよ。さりげない変更ポイントではありますが、ぜひチェックしてみて。違いに気が付いて「おっ」となるかも!
 

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ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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