さとるの自腹旅レポート 1泊 899円
10万円で10日間、東南アジアを何ヵ国まわれるか挑戦してみた 不正徴収の上に現金すべてを盗まれて悲しみのビール5杯目(7ヵ国目:ラオス)
2024年03月06日 07時30分更新
シャワーヘッドが壊れたホテルは
ドミトリーで約899円
中国ラオス鉄道での往復を終えて、宿に戻ったら、翌日の移動に備えます。今回もドミトリーで料金は6米ドル(約899円)でした。部屋はかなり狭めで、そこに2段ベッド4つを押し込んだ8人部屋。トイレやシャワーは清掃されているものの、シャワーヘッドが壊れていたりとボロさが目立ちます。ただ、この価格で"朝食込み"だったのは、移動続きなことを考えればありがたいところです。
朝ごはんを食べ終えた後でトラブル発生
現地通貨がごっそり盗まれてしまった
というわけでフロント前のロビーで朝食を食べて、そのままパソコンを開いてチェックアウトまで作業をしていたのですが……ここでトラブルが発生!
宿を出るために部屋に戻ってみると、自分のベッド回りが整頓されています。ふとベッド上をみると、日本円の50円玉が落ちていました。もしかして、これは着替え用のジーンズのポケットに入れていた、小銭入れのお金なのでは……。
イヤな予感がして、ジーンズから小銭入れを出し、中を見てみると……やられました。中に入れていた現地通貨がごっそりなくなっています。同室に居た人に聞いてみると、ハウスキーパーがベッドの上を触っていたとのこと。同室の人がウソをついている可能性もありますが、怪しいのはハウスキーパーです。
ひとまず、フロントにクレームを入れに行きましたが、けんもほろろで取り合ってくれません。小銭入れに入れていたのは、日本円で1500円程度で、幸いスマートフォンも含めて、そのほかの貴重品はすべて持って食事に出ていたので被害はありませんでした。とはいえ小銭入れに入れていた現地通貨は泣き寝入りに……。くやしいので、盗まれた以上に飲んでやろうと、ラオスビールの「ビアラオ」をがぶ飲みし、気がつくと大小あわせて5本も飲んでいました。
旅も後半に入って、気を抜いてしまっていました。ラストも近いので気を引き締めて次の目的地へ移動となりますが、その話は次回ということで。
以下は、ここまでかかった費用です。
■移動予算10万円(国境越えや長距離移動+宿代)
移動予算10万円(国境越えや長距離移動+宿代)
国際列車(ノーンカーイ駅→タナーレーン駅):80円
宿代:899円
合計:979円
前回までの費用:6万4303円
残金:3万4718円
※そのほか滞在費など(予算に含めず)
入国不正徴収:80円
LOCAクルマ:1475円
LOCAクルマ:1401円
ラオス中国鉄道往路:3065円
ラオス中国鉄道復路:4125円
ラオビアダーク缶:180円
ソーセージ:221円
LOCAクルマ:1469円
晩飯シンダート+ビール2本:1642円
昼飯ビール大3小2:1877円
合計:1万5535円(累計:6万5312円)
この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

この連載の記事
-
第124回
トピックス
2026年は“穴場”が主役!円安でも行ける、旅賢者おすすめコスパ最強旅先 5選【保存版】 -
第123回
トピックス
【え、1日16円?】eSIMが激安すぎる世界線が来ていたので、海外で試してみました -
第122回
トピックス
JAL・ANAの航空券が過去最大値下げ!ブラックフライデー最新情報まとめ【2025年版】 -
第121回
トピックス
初の“扉付き”ビジネスクラスシート誕生!4Kモニター&ワイヤレス充電にも注目「これ、マジで乗りたい!」 -
第120回
トピックス
まるで空港版SASUKE!? 空港のプロが魅せる「グラハン頂上決戦」に潜入 ANAの“究極の荷物スキルバトル”とは? -
第119回
トピックス
実は損してるかも? 海外クレカ決済の落とし穴と節約テク -
第118回
トピックス
バスごとフェリーで海を越える!? 渡り鳥ルートを再現した激レア旅と“消えた隣人”の話 -
第117回
トピックス
たった1800円でドイツ縦断!? 安すぎる鉄道「FlixTrain」に乗ってみた! -
第116回
トピックス
【密着レポ】ANAのパイロット訓練、実はフロリダでやってた! -
第115回
トピックス
うますぎ注意!旅先で出会った世界の絶品メシ6選 -
第114回
トピックス
600年前から営業中!? 辿り着いた“中世の街”がタイムスリップ級でした - この連載の一覧へ



















