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肉食ナベコの「なんでも食べてみる」 第935回

2月7日発売

辛いっ!! 韓国グルメ専門家も驚いた。モスの新作、なんでここまで攻めたの!?

2024年02月01日 18時10分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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マジ辛いです!

 ヒパヒパ。アスキーのナベコです。暖冬とは言われますが、それでも冬は寒いもの。身体の中からカーッと温めてくれるものを食べたくなります。例えば、辛いものとか。

 お、モスから攻めた辛い系の商品が出るようですよ。

モスバーガーから辛旨の「ヤンニョムバーガー」

2月7日発売

 モスバーガーは「辛旨 ヤンニョムのとり竜田バーガー ~なめらかチーズソース~」(430円)を2月7日から期間限定で発売します。

 韓国料理の定番「ヤンニョムチキン」をモチーフにしたバーガー。とり竜田に唐辛子の辛さが効いたヤンニョムソースを絡め、チェダーチーズをベースにしたまろやかなチーズソースを合わせた一品です。

 ヤンニョムチキンとは、カリカリに揚げたチキンにヤンニョム(コチュジャンなどを使用した合わせ調味料)を合わせた韓国グルメで、映画やドラマでもよく登場しますよね。

韓国グルメでおなじみの「ヤンニョムチキン」をイメージした

 商品を開発するにあたって、特に"辛さ"にこだわったそう。使用するヤンニョムソースには韓国のスンチャンの伝統的な製法で作られたコチュジャンを使用。スンチャン(淳昌)はコチュジャンの名産地で知られています。

 さらに、一味唐辛子やハバネロパウダー、カイエンペッパーなど複数の唐辛子由来の香辛料をブレンドして“やみつきになる辛さ(やみ辛)”を追求。隠し味には国産のりんごとなしを加えて、本場韓国の味付けを再現しつつ、日本人の味覚にも合うヤンニョムソースに仕上げたとのこと。

韓国グルメの専門家としてはどうなの!?

 発売の事前に開催された新商品発表会では、韓国料理研究家のファン・インソンさんが登壇。

韓国料理研究家のファン・インソンさん

 ソウル生まれで韓国の宮廷料理を専門としているファンさんは、ヤンニョムチキンもお手の物。「ヤンニョムチキンはサクサクに揚げることがとても大事。そのために2度揚げにするなど工夫をするのがポイント。ぼくの場合は、175℃で6分、それから200℃で4分揚げています」と、調理するコツも教えてくれました。

 そんなファンさんがモスの新作「辛旨 ヤンニョムのとり竜田バーガー」を、「ぼく(ジャッジが)たぶん厳しいと思いますよ」と前置きしながら実食。

「料理はまず香りから。……うん、ヤンニョムチキンの香りがしますね」

 食べた瞬間、びっくりした表情を浮かたファンさん。

「これ、材料にハバネロを使用しているんですよね!?」

 と、確認したうえで、

「悪意を感じる」

 ……とポツリ。

じっと開発陣を見つめるファンさん

「ひと口食べた時に、コチュジャンの風味がふわっと感じられるのがすごくうれしい。後からくる甘みは、たぶん果物の甘み。

 そして、チーズ。チーズは脂も含まれているし、たんぱく質が豊富で、カプサイシンをマイルドにする効果がある。……ですが、チーズが入ってても辛い!!

コチュジャンの辛さとは違います。これはハバネロの辛さ!!」

韓国料理研究家もびっくりの辛さ

 なんでも、韓国本場のヤンニョムチキンは、辛いといっても"甘い"要素も多くて、甘辛なものがほとんど。平均的に「10段階でいうと4位の辛さ」(インソンさんいわく)。ですが、本商品ははさらに辛さが際立ち、「10段階で7位の辛さ」に仕上がっているというのです。

 きゃ~!そんなに辛いの!?

 ファンさんの反応に、開発陣は我が意を得たりとニヤリ。今回の商品は若年の男女をターゲットに、話題になるような辛さにこだわったとのこと。「辛旨」は伊達ではなかったのです。

本場の辛さ超え!辛いもの好きとしては大満足

 ファンさんの辛そうな表情に少しどぎまぎしながらも、記者も食べてみました!

見た目からして辛そう

 わぁ、辛~い!! 

 ヤンニョムソースをまとった真っ赤なチキン竜田は、ひと口目から刺激的な辛さ。甘みや旨みもあるため、跳ね上がるほどではないものの、ハバネロなどの辛さが後から効いて喉がもとが熱くなります。

辛いけど、ハンバーガーとしてまとまりがいいです。クセになりそう

 マイルドなチェダーチーズがヤンニョムソースの辛さと相性がよく、バンズとのまとまりをよくしてくれます。商品の開発に携わった方が言うには、チーズが数ある中でも今回は辛さを抑えるものではなく、辛さを活かすチーズを採用したとのこと。

 辛い、けど、うまい。私は辛いものが好きなので、ここまでガツンとした辛さのバーガーはご褒美です。正直、モスバーガーはファミリー向けなイメージがあったため、「辛いといってもそこまで辛くないんでしょ~?」と疑っていましたが、そんなことなかった。

 「辛旨 ヤンニョムのとり竜田バーガー」、マジ辛いです。

オニオンリングを挟むとさらにおいしそう!

ファンさんのオススメのアレンジを紹介

 ファンさんは「辛旨 ヤンニョムのとり竜田バーガー」を自分なりにアレンジするなら、モスバーガーで販売されている「オニオンリング」と「こだわりサラダ」を一緒に挟み、さらに「マスタードソース」を加えてみたいとのことでした。

 「マスタードソースの酸味が加われば、甘み、辛み、酸みが揃います」とコメント。

 ファンさん考案のアレンジバーガーを試したい人はぜひ追加トッピングをお試しあれ。

辛いものが苦手な人には和風とり竜田も

 ここまで記事をみてきたけど、「辛そうでちょっと食べられないかも……」と諦めてしまった人には、別のとり竜田バーガーをオススメします。

 モスバーガーでは同日より、「和風旨だれのとり竜田バーガー ~くし切りレモン添え~」(430円)を復活販売。

毎年人気の「和風旨だれのとり竜田バーガー」

 2022年の発売以降、毎年期間限定で販売してる人気バーガーで、2023年には約130万食を売り上げています。

 同じく、とり竜田を使用したバーガーでも甘みと酸味のバランスが取れた醤油ベースのソースを合わせて"和風"に仕上げているのがポイント。レモンをしぼっていただくので、さっぱりとした食後感になるのがポイント。

レモンを添えています

 もちろん辛さはまったくないので安心して食べられますよ。辛いものが好きな人にも、そうでない人にも、とり竜田が今アツイです!

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ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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