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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第25回

西オーストラリアに行ってきました

クオッカ激かわ!オーストラリアの“世界一美しい街“は絶対再訪したい場所でした

2023年12月13日 07時00分更新

文● 中山智 編集●こーのス

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コアラやカンガルーだけじゃない
島には「世界一幸せな動物」がいます

 パースは観光スポットも豊富です。都市にある公園としては世界最大規模のキングスパーク(約400ヘクタール=東京ドーム85個分)や、南部にはオーストラリアならではのカンガルーやコアラといった動物が集まるパース動物園もあります。いずれもパース駅から公共交通機関で30分以内アクセスとなっているのがうれしいポイント。

実はパース動物園も入り口まで行ったものの、到着が閉園20分前で入れず……。コアラみたかった!

 個人的にもっとも気に入ったのが、ロットネスト島。パース駅から鉄道で30分ほどの場所にある港町フリーマントルから、さらにフェリーで30分ほどの沖合19kmに位置する島です。一周約40kmのこの島ではビーチアクティビティやサイクリングができるほか、なんといっても「世界一幸せな動物」と言われるクオッカに会えるのがいちばんの楽しみ。

美しい海岸のロットネスト島。ここで1日ぼんやりすごしたい……

 クオッカは正式名称を「クアッカワラビー」といい、カンガルーと同じ有袋類。体長は50センチほどでちょっと大きなネズミのようですが、微笑んでいるような顔が実にキュートな動物です。

愛くるしい顔のクオッカ

 ロットネスト島は、島全体がA級自然保護指定の国立公園に指定されており、クオッカも人が自ら触りに行ったり、餌をあげたりする行為はNG……なのですが、人なつっこい性格なのか、クオッカのほうから寄ってきて撮影に協力的なクオッカもいるほど(ただしストロボ撮影はNG)。子ども連れの家族旅行で行くと、めちゃくちゃ楽しいスポットだと思います。

レストラン内にもぐりこんで、挨拶に回るクオッカ

特に人なつっこい個体は、人が座っていると足下などに寄ってきます

寝てるクオッカ……が見られるかどうかはわかりませんが(撮影:藤岡誠侍)

 ちなみに、クオッカは夜行性ということもあり、日差しが強く暑い時間は木陰などに隠れて寝ている個体も多く、朝型や夕方以降のほうが活発に活動しています。ロットネスト島にも宿泊施設があるので、パース旅行を計画しているなら、ロットネスト島で1泊、を旅程に組み込むのもオススメ。もし筆者が再訪するなら必ずそうしようと思っているくらいです。

 ロットネスト島へのフェリーは、フリーマントル港からのほか、パース港からも便があり、2社(Rottnest ExpressとSeaLink Rottnest Island)が運航しています。現地の売り場でもチケットは購入できますが、満席というケースもあるので、事前にウェブサイトで購入しておいたほうが安心です。料金はフェリーの時間帯にもよりますが、パースからは往復で113豪ドル〜。フリーマントルからは往復で79豪ドル〜となっており、チケットには入島料も含まれています。

ロットネスト島へ運航しているSeaLink Rottnest Islandのフェリー

フリーマントルのチケット売り場

世界遺産の刑務所に泊まれる施設も
ユニークな場所がたくさんあるパース

 というわけで観光地としては見所満載のパース。サンセットビーチとして有名なコテスロービーチにも行きたかった! 世界遺産のフリーマントル刑務所には、その雰囲気を残したまま宿泊できる施設もあるので泊まってみたいし、もちろんロットネスト島での1泊も……とやり残したことが沢山あり、今回の機中泊を含む4泊5日の行程では物足りないと思ったくらい。「絶対再訪するぞ」と思わせる街でした!

フリーマントル刑務所。ここは見学エリアなので、ホテルはもっとちゃんとしているそうです

パースから電車で20分で行ける人気のコテスロービーチ

パースは気候もよくてビールが美味い!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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