ABB、ピックアンドプレースおよび組立作業を変革するIRB 930スカラロボットを発表
ABB株式会社
- エレクトロニクス、自動車、再生可能エネルギー生産など、主要市場の成長機会に対応した設計 - より多くの、より重いワークを一度に処理することで、同クラスの他のスカラロボットと比較して10%の 処理能力向上を実現 -生産性と製品品質を向上させるため、力を必要とする作業において、200%の強力な押し付け圧を提供
ABB ロボティクスは、IRB 930を追加し、産業用スカラロボットのポートフォリオを拡大します。この新しいロボットは、12kgと22kgの可搬重量に対応可能な3つのバリエーションから構成され、従来の市場と新しい市場における新たな成長機会の需要に対応するよう設計されています。
ABBロボティクスのプレジデントであるマーク・セグーラは、次のように述べています。「今回新たに加わったスカラは、私たちのポートフォリオをさらに広げ、お客さまにオートメーションの選択肢を提供します。3C、自動車用電子機器、電気自動車用バッテリセル、ソーラーパネルなど、新しいIRB 930の高い可搬重量と長いリーチは、新しい分野にも従来の分野にも、当社の幅広いスカラ製品群の性能の利点をもたらします。世界のスカラ市場は、年平均成長率14.4%で、20271年までに155億4,000万ドルに成長すると予測されており、IRB 930はABBの成長にとって有利な位置を占めることになります」
IRB 930は、高可搬質量と広いワークエリアが要求されるポイントツーポイントの高速作業向けに設計されており、同クラスのスカラロボットの中で最高の可搬質量を提供できる3つのバリエーションがあります。さらに、22kgのバリエーションは、より多くの、より重いワークを一度に処理することで、 処理能力を10%向上させます。IRB 930はまた、押付け圧が200%向上しており(最大押付け圧250N)、バッテリセル、ディスプレイパネル、太陽電池モジュールなどの部品を扱う際に必要となる、ねじ締めや組み立て作業など、力を必要とする作業に最適です。
ABBのOmniCoreTM コントローラが、新型IRB 930に搭載されます。 OmniCoreコントローラは、TrueMoveとQuickMoveによるクラス最高のモーションコントロールを、内蔵のデジタル接続とスケーラブルな機能とともに提供します。このモーションコントロールは、0.38秒という驚異的なサイクルタイムと、わずか0.01mmの繰り返し位置精度を実現します。この性能により、IRB 930は高品質の製造基準を維持しながら、時間当たりの生産率を向上させることができます。
新型IRB 930は、IRB 910INV、IRB 920、IRB 920Tとともに、可搬重量3kgから22kgまでのABBのスカラロボットのラインアップを完成させました。これらの高性能スカラロボットは、高速で高い繰り返し精度が要求されるピックアンドプレースや組立作業を行う包装や製造などの様々な産業向けに設計されています。
1 - SCARA Robot Market Growth, Size, Growth, Scope, Global Forecast 2023 To 2032 (thebusinessresearchcompany.com)
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