実際にGPTsを作ってみる
では、実際にGPTを作ってみることにしよう。コードが書けなくても作れるとのことだが、そんなに簡単にできるものなのだろうか?
まずはMy GPTsの画面にあるCreate a GPTをクリックする。
すると「GPT Builder」と呼ばれる画面が表示される。画面は左右に分割されており、左側にチャットウインドウ、右側にプレビューウィンドウという構成になっている。
左側のウィンドウにはGPT Builderからのメッセージ(英語)が書かれている。
「こんにちは!新しいGPTを作るお手伝いをします。例えば、"新商品のビジュアル制作を手伝ってくれるクリエイターを作って"とか、"私のコードのフォーマットを手伝ってくれるソフトウェアエンジニアを作って"とか言ってみてください。あなたは何を作りたいですか?」
つまり、作りたいものを自然言語で書けば勝手に作ってくれるということのようだ。本当かよ?と思いながらも下記のプロンプトを入力してみる。入力は日本語でも問題ないようだ。
すると以下のような回答が出力された。
「素晴らしい!私たちは英語学習アシスタント、つまり言語学習を助けてくれる先生のようなものを作ろうと思っています。このGPTはボキャブラリー、文法、発音のヒント、そしておそらく英語に関連する文化的な洞察までサポートしてくれるでしょう。
さて、この英語学習アシスタントに名前をつけてみましょう。「Lingua Coach」はどうでしょう?この名前が好きですか、それとも別の名前を考えていますか?」
おおお、単純なプロンプトの意図を汲み「ボキャブラリー、文法、発音のヒント、英語に関連する文化的な洞察までサポート」といった機能を加えてくれたようだ。さらにGPTのタイトルまで提案してくれたが、これは気に入らないので変更をお願いする。
すぐに名称を「冴子先生」と変更し、DALL-Eでプロフィールピクチャーを生成してくれた。だが違う、冴子先生は美しい女性なのだ。さっそくこちらも変更を依頼する。
ばっちりである。では右側のプレビュー画面を見てみよう。
英語学習をサポートするマイオリジナルGPTの「冴子先生」がすでに爆誕しているではないか。質問例まで用意されている。ここまでわずか5分である。
さっそく右上の「Save」ボタンをクリックして保存する。公開範囲を「Only me」「Only people with a link」「Public」から選んで「Confirm(確認)」をクリックする。
これで完成である。さっそく質問してみよう。
「Concentrate」という単語を入力すると、その意味やニュアンスを例文を出して説明してくれた。
もちろん、これまでのChatGPTでも同じことはできたが、単に英単語を入れただけでは英語で答えが返ってきてしまうため、何度かやり取りする必要があった。それをこんな短時間で英語学習に特化したものにカスタマイズできたのである。これかなりすごくないか?

この連載の記事
-
第42回
AI
ChatGPT、Gemini、Claude、Grokの違いを徹底解説!仕事で役立つ最強の“AI使い分け術”【2025年12月最新版】 -
第41回
AI
中国の“オープンAI”攻撃でゆらぐ常識 1兆パラ級を超格安で開発した「Kimi K2」 の衝撃 -
第40回
AI
無料でここまでできる! AIブラウザー「ChatGPT Atlas」の使い方 -
第39回
AI
xAI「Grok」無料プラン徹底ガイド スマホ&PCの使い方まとめ -
第38回
AI
【無料】「NotebookLM」神機能“音声概要”をスマホで使おう! 難しい論文も長〜いYouTubeも、ポッドキャスト化して分かりやすく -
第37回
AI
OpenAIのローカルAIを無料で試す RTX 4070マシンは普通に動いたが、M1 Macは厳しかった… -
第36回
AI
無料で「Gemini 2.5 Pro」が使える!グーグル「Gemini CLI」の使い方を簡単解説 -
第35回
AI
【無料】グーグル神AIツール5選 「Google AI Studio」はこれがやばい -
第34回
AI
ローカルAI、スマホでサクッと動かせる グーグル「AI Edge Gallery」 -
第33回
AI
文章術としてのCursor入門 仕事で使うための実践編 -
第32回
AI
文章術としてのCursor入門 - この連載の一覧へ














