2023年11月9日、米Valve社は携帯型ゲーム機「Steam Deck」に新バージョンとなる「Steam Deck OLED」の発売をグローバルで解禁した。ストレージは512GBと1TBの2モデルが用意されるが、最安の256GBモデルは先代と同じ液晶(LCD)構成となる。ちなみに本稿の執筆時点(本稿公開の12時間前)における国内発売価格はまだ知らされていないが、北米価格は以下の通りとなる。
●新モデル
・Steam Deck OLED 1TB:649ドル
・Steam Deck OLED 512GB:549ドル
・Steam Deck OLED 256GB:399ドル
●旧モデル
・Steam Deck LCD 512GB:649ドル→449ドルに値下げ
・Steam Deck LCD 256GB:529ドル→399ドルに値下げ
・Steam Deck LCD 64GB:399ドル→349ドルに値下げ
Steam Deck OLEDとは、名前が示す通りディスプレーHDR対応のOLEDパネルを採用し、SoCが新しくなってバッテリー駆動時間が延長された“初代では見送られた機能を盛り込んだ新しいSteam Deck”である。ストレージが増量された(前述)ほか、Wi-Fi 6Eの採用や構造上の改良、さらにはキャリングケースの改良(1TBモデルのみ)なども見どころだ。
ちなみに、従来のSteam Deckは「Steam Deck LCD」とパネルの違いを末尾に表記して、価格を下げて併売するとのこと。
今回筆者は幸運にもSteam Deck OLEDのメディアサンプルを、Valve社から事前にお借りして触れる機会に恵まれた。液晶とストレージ以外にどこが変化したのか? ゲームのパフォーマンスも含め検証していきたい。