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kintoneパートナーセレクション 第9回

脱ずっと使わされツール!そのためのカスタマイズが元営業でもできた

カスタマインで念願の営業支援システム作り直しを実現 アイホンに聞いた

2023年10月30日 09時00分更新

文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●曽根田元

提供: アールスリーインスティテュート

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他のユーザーにもカスタマインを 次は各部門での開発の全社展開を目指す

 当初は営業本部のみで使用していたkintoneだが、2022年にはほぼ全社員がアカウントを保有し、営業本部以外での活用も広がっている。kintone の用途拡大に伴い、現在は鈴浦氏のみがヘビーに使っているカスタマインも、今後は社内に他ユーザーを増やしていきたいと考えている。最近のバージョンでは、アクセス制御によって、カスタマイズできるアプリを制限できるので、安心して配布できるという。

 「社内のkintoneへの要望もどんどんレベルが高くなっていますし、自分でもできるので、誰でもカスタマインは使えると思っています。私のITリテラシーが特別高いわけでは無い、むしろ低いくらいということは自他ともに認めています。こんな私でも社内の困りごとを解決できた体験を社内の多くの方に経験して欲しいと思っています 」と鈴浦氏は語る。

 よりスコープを拡げると、アイホン社内でもデジタル人材の育成に取り組んでいる。情報システム部の若林氏は、「各部門内でも自ら開発に取り組んでもらおうということで、今期からkintoneとはなにか?というところからハンズオン研修をスタートさせています。プラグインやカスタマインを使って、より高度なものを作れるようにしていきたいと思います」と語る。

 情報システム部に移った鈴浦氏は、出自である営業本部とは異なる生産本部と仕事を始めたが、「言っていることが通じない」という壁を感じるという。「営業の業務はわかるのですが、生産は業務も言葉もわからない。だから、こうしたらいいのでは?という提案ができません。だから、業務がわかっている方がアプリを作るのが一番いい。kintoneとカスタマインであれば、ある程度までできると思っています」(鈴浦氏)。

 今回は営業支援システムの作り直しがテーマだったが、次回の取材は全社展開がテーマになるかもしれない。鈴浦氏の次のカスタマインジャーニーに乞うご期待だ。

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