課題は日本語を含む他言語対応か
「今動かなければ遅れる」生成AI開発を猛烈に進める、アメリカIT大手の危機感|AIニュースまとめて解説
2023年10月12日 07時00分更新
9月後半のまとめ:大手が続々発表も、課題は「日本語対応」に
都合2週間ほどアメリカを取材して回ったが、いわゆるビッグテックが猛烈な勢いでサービスの展開を進めているのが印象的だった。
生成AIのブームはこの9ヵ月ほどで起きたものだが、大手がここまでサービスの準備を進めているのは、それだけ生成AIの存在が破壊的イノベーションであり、「今動かなければ遅れる」という危機感につながっているということなのだろう。
一方で、そこではどうしても多言語化が後回しになる。まずとにかく英語でテストを始めないと話にならないからだ。
そういう意味では、OpenAI・マイクロソフトとGoogleは日本語を含めた多言語化で一歩リードしているように感じる。
この連載の記事
-
最終回
AI
“生成AI元年”が終わり、ビジネスへの実装段階になってきた -
第12回
AI
「Sora」は本当に革命か。実は多彩な動きを見せていた2月の生成AI業界 -
第11回
AI
マイクロソフト30年ぶりのキー追加は“生成AI推し”の象徴だ -
第10回
AI
2023年は“生成AIの年”だった|AIニュースまとめ -
第9回
AI
OpenAIはどこへ行くのか|AIニュースまとめ -
第8回
AI
アップル新型「MacBook Pro」生成AIを意識したスペックに|AIニュースまとめて解説 -
第7回
AI
Adobeやグーグル、AIの売り込み進める|AIニュースまとめて解説 -
第5回
AI
AIの「政治・地政学リスク」が鮮明になってきた|AIニュースまとめて解説 -
第4回
AI
グーグル、生成AI“有料展開”急ぐ 運用コスト重く|AIニュースまとめて解説 -
第3回
AI
楽天、ソフトバンクの“生成AI戦略”に注目【AIニュースまとめて解説】 - この連載の一覧へ