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Elix、新機能が搭載されたAI 創薬プラットフォーム「Elix Discovery(TM)」のカスタマイズ提供とトライアルを開始

PR TIMES

株式会社Elix
「創薬を再考する」をミッションとしたAI創薬企業の株式会社Elix(代表取締役: 結城 伸哉 (ゆうき しんや)/ 本社:東京都千代田区、以下「Elix」または「当社」)は、新機能が搭載されたAI 創薬プラットフォーム「Elix Discovery(TM)」のカスタマイズ提供とトライアルを開始しました。


Elix Discovery(TM)は、化合物プロファイル予測・構造生成が可能で、ケミストが直感的に使用できるAI創薬のためのソフトウェアプラットフォームです。昨年6月にElix Discovery(TM)をローンチしてから約1年で、提供方法及び新機能が追加されましたのでお知らせいたします。

1.カスタマイズ提供
Elix Discovery(TM)は様々な提供方法に柔軟に対応ができるようになりました。Elix Discovery(TM)本体に加えてコンサルティングや導入支援までを一括で提供するプラン、Elix Discovery(TM)の全機能ではなく、予測モデルのみや構造生成モデルのみなど一部の機能を提供するプラン、GUIを除いたバックエンドだけを提供するプランなど、お客様の状況に最適な方法での導入実績があります。どのプランの場合でも、ケミストが安心して使える導入支援が付帯されています。Elix Discovery(TM)の一部の機能のみ提供を希望される場合は、お客様の既存システムとの統合や追加の機能実装も可能です。使いづらくなった既存システムを一部リプレイスするといった案件にも向いています。

2.トライアル提供
Elix Discovery(TM)は約1ヶ月~3ヶ月のトライアルが提供できるようになりました。本導入時にカスタマイズを想定している場合でも、トライアルの際は、Elix Discovery(TM)本体の全機能をご利用いただくことが可能です。尚、サーバーはクラウド、オンプレミス(自社サーバーでの運用)両方に対応しており、トライアルの実施は有償となります。

3.新機能の追加
昨年6月にElix Discovery(TM)をローンチしてから約1年で大幅にアップデートされました。多くの新機能が追加されたほか、既存機能が改善されました。ここでは追加された一部の新機能についてお知らせいたします。

a. SBDD
Elix Discovery(TM)がSBDDに対応しました。構造生成モデルを作成する際、ドッキングスコア/ファーマコフォアモデルを考慮可能です。ドッキングスコアの計算は有償のドッキングソフトウェアの計算結果を使用することも出来ます。また、化合物群を生成後、それらをフィルタリングにも利用可能です。更に、化合物のドッキング結果や、2Dや3Dでの相互作用を可視化する機能が追加され、リガンドと特定のアミノ酸残基の相互作用を見ることができます。その他、構造生成時に通常時間がかかるドッキングをGPU上で高速化しています。

b. Human-in-the-Loop
Elix Discovery(TM)上にHuman-in-the-Loop機能が実装されました。Human-in-the-Loopは、構造生成した化合物群に対し、ケミストが一定数の化合物を評価することで、次回以降の構造生成でその評価を考慮して最適化する機能です。創薬の課題はAI・機械学習のみで解決可能ではなく、ケミストの知識や経験が決定的に重要です。一方で、ケミストによって意見や見解が異なることから、一概にルール化しにくいといった側面もあります。Human-in-the-Loopを活用することで、ケミストの豊富な知見とAI・機械学習モデル両方の強みを効率良く活用することが可能となります。


当社は今後も、Elix Discovery(TM)の提供を通じ創薬における課題の解決に貢献して参ります。

Elix Discovery(TM)のカスタマイズ提供やトライアルお問い合わせ先:
bizdev@elix-inc.com

株式会社Elixについて
「創薬を再考する」をミッションとしたAI創薬企業で、創薬における膨大なコストと時間の削減及び成功率改善のために機械学習を中心に活用し、製薬企業・大学・研究機関向けに事業を展開しています。詳細はウェブサイトをご覧ください。 https://www.elix-inc.com/jp


<参考1.:Elix Discovery(TM)カスタマイズ提供のイメージ>
構造生成モデルを利用する場合の例

<参考2.:Elix Discovery(TM)新機能の画面>
ドッキング結果 相互作用可視化(2D)
ドッキング結果 相互作用可視化(3D)
ファーマコフォア設定
生成化合物のフィルタリング時にドッキングスコアを利用
Human-in-the-Loopにおける化合物の5段階評価