2023年10月、SamsungのUSB外付けSSD「Samsung Portable SSD」シリーズに、新モデルとなる「Samsung Portable SSD T9」(以下、T9)が追加された。その実力を確認していこう。
T9は、厳しい環境下でも動作する「Samsung Portable SSD T7 Shield」(以下、T7 Shield)の上位モデルになる。USB 3.2 Gen2x2インターフェース(20Gbps)を採用することで、最大2000MB/秒の読み書き速度を実現している。
最大3mからの落下に耐える耐衝撃性を備えるが、T7 Shieldにあった防塵・防水のJIS保護等級「IP65」は取得していない。
ボディサイズは、幅60mm×奥行き88mm×厚さ14mmと、わずかにT7 Shieldからサイズアップしているが、ノートパソコンやタブレットPCに接続し、横に置いても収まりが良いサイズ感になっている。ボディがゴム素材で覆われているのはT7 Shieldと同じだが、T9ではブラックカラーとマッチするカーボンファイバーのような格子柄デザインになっているのもポイントだ。
また、プロフェッショナルユースを想定し、保証期間がT7 Shieldの3年から5年に伸びている点も見逃せないところ。
Samsung Portable SSD T9のラインアップと主要スペック | ||||||
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型番 | MU-PG1T0B-IT | MU-PG2T0B-IT | MU-PG4T0B-IT | |||
容量 | 1TB | 2TB | 4TB | |||
USBインターフェース | USB3.2 Gen2×2(20Gbps) | |||||
本体サイズ | 奥行88mm×幅60mm×厚さ14mm | |||||
重量 | 122g | |||||
耐落下性 | 最大3m | |||||
シーケンシャルリード | 最大2000MB/sec | 最大2000MB/sec | 最大2000MB/sec | |||
シーケンシャルライト | 最大1950MB/sec | 最大1950MB/sec | 最大2000MB/sec | |||
暗号化 | AES 256ビットハードウェア暗号化 | |||||
セキュリティー | パスワード(Portable SSD Software、Samsung Magician Software) | |||||
対応OS | Windows 7以降、Mac OS X 10.10以降、Android Lollipop以降 | |||||
保証期間 | 5年間 | |||||
想定売価(税込) | 1万8480円前後 | 3万1480円前後 | 5万7980円前後 |
専用ソフトウェアでデータ保護と状態管理ができる
T9シリーズは、従来のSamsung Portable SSDシリーズと同じく、パスワードロックが可能な「Portable SSD Software 1.0」(Windows、macOS、Android対応)と、Samsung製ストレージを総合管理する「Samsung Magician Software(v8.0以降)」(Windows、Mac、Android対応)に対応している。
どちらのソフトウェアでも任意のパスワードによる保護が可能で、保護機能のオン・オフの切り替えも簡単にできる。普段はPCのデータ保管用に使い、持って出るときのみ保護を有効にするといった使い分けも容易だ。
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