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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第100回

IT市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 9月9日~9月15日

IT運用担当のキャリア不安は「新技術に触れる機会がない」「待遇の不満」が原因、「iPhone 15」購入意欲は高め? ほか

2023年09月19日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2023年9月9日~9月15日)は、IT運用担当者が抱えるキャリアパス不安の原因、コロナ禍前後での勤労者の運動時間の変化、ITトップが考える技術イノベーションとリスクの関係、「iPhone 15」購入意欲についてのデータを紹介します。

■[キャリア][IT運用]IT運用担当のキャリアパス不安、「新しい技術に触れる機会がない」が62%、待遇も不満(ガートナージャパン、9月14日)
・IT運用担当者のキャリアパス不安、「新しい技術に触れる機会がない」(62%)
・不安に感じる重要な理由のトップは「昇給・昇進が遅い」(28%)
・57%が「重責であるにもかかわらず、待遇が悪い/評価されない」と感じる

 従業員500人以上の組織に所属するIT運用担当者への調査より。「キャリアパスに不安を抱く」「異動や転職を考える」理由の上位3つを尋ねたところ、DevOpsやクラウド、SRE、コンテナといった「新しい技術に触れる機会がない」をいずれかに選んだ回答者が最多(62.5%)だった。また1番目に挙がった比率が最も高かったのは待遇面の不満。「他のIT部門メンバーと比べて昇給・昇進が遅い」を1番目に選んだ回答者は28.5%で、2番目、3番目に挙げた回答者も含めると59.3%を占める。また「重責であるにもかかわらず、待遇が悪い/評価されない」も57.1%を占めている。

IT運用担当者が自身のキャリアパスに不安を抱く理由(出典:ガートナージャパン)

■[働き方][生活]首都圏の勤労者、コロナ禍後に身体活動が1日10分減少(明治安田厚生事業団)
・首都圏在住の勤労者の身体活動時間は、コロナ前と比べて1日約10分減少
・座位行動は1日約10分増加
・身体活動時間が1日10分減少すると、集団レベルの疾患・死亡の発生リスクは2~8%増加

 コロナ禍の前後(2019年と2020年)における首都圏在住勤労者563人(平均年齢53.3才)の身体活動(歩く、走るなど)と座位行動(座っての作業など)を、活動量計で実測したデータに基づき分析した。コロナ禍以後、身体活動の合計時間は1日あたり約10分減少している。低強度の身体活動(歩くなど)はコロナ前の1日270分から263分に、中高強度の身体活動は1日68分から65分になった(いずれも平日の値)。休日よりも平日のほうが、より身体活動時間が短くなっているという。なお、体を動かす時間が1日10分減少すると、集団全体での疾患・死亡の発生リスクが2~8%増えるとしている。

2019年と2020年の低強度身体活動、中高強度身体活動、座位行動を比較した(出典:明治安田厚生事業団)

■[セキュリティ]ITトップの71%が「最新技術やデジタル需要に対応する能力に不安」を感じる(HPE Aruba Networking、9月12日)
・70%のITトップが「セキュリティ懸念が革新技術への投資に悪影響」
・イノベーション促進のための技術は「5G」と「AIと機械学習」(各89%)
・71%が「最新技術やデジタル需要に対応する能力に不安」

 日本を含む世界21カ国のITリーダー2100人を対象とした調査から、イノベーションとリスクの相互作用に関する回答をまとめた。日本のITリーダーの89%(世界平均:89%)が「イノベーション成功には高度な変革が必要」と回答しているが、70%(世界:64%)は「サイバーセキュリティへの懸念が革新的テクノロジーへの投資意欲に悪影響を及ぼしている」と懸念している。71%(世界:66%)が「最新技術やデジタル需要に対応する能力に不安」と回答したほか、「ITチームはすでに限界に達している」との回答も53%(世界:55%)あった。

■[モバイル][消費者]iPhoneユーザーの69%は「iPhone 15」を買わない(9月11日、ショーケース)
・発表されたiPhone 15を「購入したい」は30%、「買わない」は69%
・現在使用中は「iPhone SE(第2世代)」と「iPhone 12」が17%で最多
・購入したい理由は「USB Type-C対応」「カメラ性能の向上」など

 日本国内/10代~60代のiPhoneユーザー約300人を対象に、「iPhone 15が発売されたら購入するかどうか」を尋ねた(ただしiPhone 15の正式発表前の8月30日~9月1日に調査)。現役iPhoneユーザーのうち「購入したい」人は30.3%、「買わない」人は69.7%だった。同社では、30%が購入したいというのは「かなり多い印象」とコメントしている。

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「iPhone 15」正式発表前の調査で、発売されたら「購入したい」が30.3%(出典:ショーケース

現在使っているiPhoneは「iPhone SE」と「iPhone 12」が17.3%で最多だった(出典:ショーケース

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