2022年夏にNothing Phone (1)が登場したときに、実はかなりピクピク来た。しかし渋谷にあるニューヨーク発のストリート系セレクトショップが販売するというニュースがスマートフォン本体より話題になったイメージがあり、ひとまずはパスして様子をみることにした。
そんなNothing Phoneが、昨年に続き今夏に第2弾が発表された。細かな部分で完成度を上げているが、昨今の各社のスマホほどスペック的にはパッと見大きな変化がなく、地味な成長に思えた。ミーハーの筆者は結局1年経って、最初からあった背面LEDの「ネオンサイン機能」に惹かれてホワイトモデルを衝動買いした。
今回と次回の2回に渡って大英帝国発のスマートフォン、Nothing Phone (2)についてインターフェースのシンプルアプローチや新しいお知らせ機能を具現化するNothing Phone最大の特徴である背面のネオンサイン「Glyph」などをご紹介したいのでお付き合いいただきたい。
超豪華な薄型パッケージにまず驚いた
早速届いた、こだわりの高級万年筆やセレブなチョコレートのような薄い白いパッケージを見て驚いた。真四角の薄いパッケージの端に見える赤いマーカー部分を引っ張って開けようとしたときに、2度目の驚きに遭遇した。ビリビリビリ〜と細いテープがパッケージを切り裂いていくはずが、残念ながら途中でテープが切れてしまいなかなか無様な格好になってしまった。
あちこち適当に引きちぎって、何とか内部に収納されている薄いハードカバーの書籍のような白箱を取りき出し厚紙の表紙をめくった。内部にはNothing Phone (2)と充電ケーブル、凝ったSIMピン、取説が収納されていた。
Type-Cの充電ケーブルもSIMピンもパーツの一部にクリアなプラスティックが採用されており、デザイン性の統一へのこだわりを強く感じる。Nothing Phoneの最大の特徴は、クリアな背面カバーの中に仕組まれたGlyph(グリフ)と名付けられたプログラム制御で発光するLEDの「ネオンサイン」だ。
充電時には充電状況のステータスランプとして、プラグを差したすぐ上あたりに現在の充電量に応じてバーグラフが発光する。下の写真のタイミングはちょうど35%前後だった。USB Type-Cプラグの挿入時に一瞬光るが、その後消灯する。しかし本体を移動させたりすると、その瞬間の充電量イメージが再度LEDバーで表示されるようだった。
何と言ってもNothing Phoneのキモは、前述したLEDネオンサインだ。この手のスマホならケースやバンパーなしで使うのがお洒落だが、貧乏性がそれに勝る筆者はどうしてもさらなる保護ケースが欲しくなってしまう。検討の末、フィット感や透明度の重要性を一番わかってるのは純正の専用カバーだと悟り、オプションケースを同時に購入した。
さて初代のNothing Phoneからすでに1年経過した現在なので、もうほとんどの紹介は繰り返しメディアで出尽くしている。今さらスペックや写真の作例などを素人の筆者がどうこう言うのも無駄なので、このコラムではNothing TechnologyがNothing Phone (1)と(2)で提案している、新しくて格好よいLook & Feelに注目してみたい。
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