【事例紹介】『Visual Bank』グループとなったアマナイメージズ、危険予知AIへオーダーメイドの新規撮影を行い学習素材を提供
Visual Bank株式会社
AI学習のために世の中に存在しないデータをQlean(キュリン)として独自開発
Visual Bank株式会社(代表取締役:沼澤裕太、以下『Visual Bank』)の100%子会社で、日本最大級の画像ライブラリを運営する、「ビジュアル権利の総合カンパニー」株式会社アマナイメージズ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:沼澤裕太、以下「アマナイメージズ」)と、国内唯一のオールインワンAIデータプラットフォームを提供するFastLabel株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:上田英介、以下「当社」)は、株式会社Ridge-i(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:柳原尚史、以下「リッジアイ」)による作業現場の危険予知・異常検知AIソリューション開発プロジェクトにおいて、AI(※1)に学習させるための高品質な画像・アノテーション(※2)データセットを提供しました。
※1)人工知能。Artificial Intelligenceの略
※2)AIの学習用にテキストや音声、画像などのデータにタグやメタデータを付与すること
■背景と課題
リッジアイは、AI・ディープラーニング技術を活用したソリューションにより、経営・社会課題の解決に挑むテックイノベーションファームで、特に画像分析を始めさまざまなデータを組み合わせたマルチモーダルAI(※3)のプロジェクトを強みとしています。
今回、リッジアイは、建設業や製造業の作業現場内に設置したカメラを通じて、AIによる危険予知や異常検知が可能となるプロダクトの開発に取り組みました。設置したカメラの画角が変わる度にカスタマイズ開発が必要となる既存のソリューションとは違い、本プロダクトは、現場内で変化する環境においてもカスタマイズ開発の必要なくユーザー側の設定変更で運用できることが特徴です。
しかし、本プロダクトの開発において、特殊な状況下における様々な体勢の人物写真という、AIに学習させるために必要なデータそのものが世の中に存在せず、開発の期間が限られている中でどのようにデータを収集し、アノテーションを実施するかが課題となりました。
※3)単一の種類のデータではなく、テキストや画像、動画など複数の種類のデータを複合的に組み合わせることで判断するAI
■アマナイメージズ・FastLabel採用のポイント
今回、リッジアイは複数のベンダーを比較検討し、アマナイメージズ・FastLabelのデータセットを採用。まだ世の中に存在していないデータについて、アマナイメージズの新規撮影機能を生かした素材開発から、FastLabelによるアノテーションまで一気通貫でサポートできることが決め手となりました。
アマナイメージズ・FastLabelは、2022年10月25日に業務提携契約を締結(※4)。それにより、アマナイメージズが取り扱う権利クリアな2.4億点の素材からのAI・機械学習向け素材提供と、FastLabelによるオーダーメイドのアノテーション加工を組み合わせた、AIデータ分野における一気通貫した対応が可能となりました。今回はさらに、アマナイメージズの強固で幅広い撮影・収録・キャスティング網を活用し、高品質でオンリーワンなデータの新規開発を組み込みました。
被写体・被写物の権利の取り扱いについても、長年にわたり権利の取り扱いの実績を有するアマナイメージズが徹底した管理を行い、AIデータのスペシャリストであるFastLabelが要件整理者としてフロントに立つことにより、お客様のAI開発のご要望に沿った、高品質かつセキュアなデータをお届けできます。
※4)AIデータプラットフォームを提供する「FastLabel」と日本最大級のストックフォト事業を運営する「アマナイメージズ」が業務提携(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000065427.html)
■新規撮影・収録の内容
撮影要件として最も重要なポイントは、被写体のポージングを複数の高さと角度から撮影することでした。
しかし、必要なデータを収集するために撮影の高さや角度のパターンを増やすと、撮影時間が長時間におよび、結果としてキャスティングや撮影のコストが高額になるとともに、撮影漏れなどのリスクも高くなります。
そこで、アマナイメージズの撮影ノウハウを活かし、3Dシミュレーションをもとに複数台のカメラを同時に動かす「マルチカメラコントロール撮影」を採用。撮影コストの圧縮と撮影精度の高さを実現しました。
このように、最終的なAIのユースケースまで想定し、最適な撮影要件・撮影機材・撮影方法までをご提案することができます。
■お客様の声 株式会社Ridge-i
「FastLabelとの付き合いは、遡ると2年以上前になります。今回新たなプロジェクトが発足した際に、改めて複数のベンダーを比較検討しました。その上で、世の中にあまり存在していないデータにも関わらず、限られた予算内で新規撮影によるデータ開発からアノテーションまで柔軟に対応していただくことができる点が決め手となり、FastLabelとその提携会社であるアマナイメージズに依頼しました。結果的に非常に高い精度でデータが想定通り納品され、撮影及びアノテーションの品質にも満足しています。コミュニケーション面においても、Slackなどのツールを利用してクイックに連携することができ、日々柔軟に連携・相談をできる点は、他社よりやりやすかったです。」
■会社概要
Visual Bank株式会社
代表者:沼澤裕太(代表取締役)
本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609
会社概要:https://visual-bank.co.jp/
株式会社アマナイメージズ
代表者:沼澤裕太(代表取締役CEO)
本社所在地:東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル WeWork(2023年7月10日より移転しました)
会社概要:https://amanaimages.com/about/
AI学習用ビジュアルデータセット開発サービス「Qlean(キュリン)」特設サイト:https://amanaimages.com/lp/machine-learning/
FastLabel株式会社
代表者:上田英介(代表取締役CEO)
本社所在地:東京都品川区北品川5-5-27 201号
会社概要:https://fastlabel.ai/
■本件に関するお問い合わせ先
【AI開発ベンダーの方からのお問い合わせ】
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株式会社アマナイメージズ カスタマーサポート
電話:0120-410-225 営業時間:9:30 ~ 18:00(土日祝日を除く)
問い合わせフォーム:https://amanaimages.com/lp/machine-learning/#contact
【本プレスリリースに関するメディアの方からのお問い合わせ】
株式会社アマナイメージズ 広報
メール:publicrelations@amanaimages.com