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FIXER Tech Blog - Development

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GTM経由でカスタムディメンションを取得するTypeScript

2023年08月09日 12時15分更新

文● 藤野 元規/FIXER

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 本記事はFIXERが提供する「cloud.config Tech Blog」に掲載された「【GTM】TypeScriptでカスタムディメンションを取得する」を再編集したものです。

 UAが廃止されましたね。その波に乗って、GTM(Googleタグマネージャー)経由でカスタムディメンションを取得する部分を実装する機会がありましたので、備忘録として記事にしてみようと思います。

なぜGTMなのか?

 UAからGA4に移行するにあたって、「タグの管理」を一元化したいという話になりました。GTMを利用すればタグの追加・削除忘れを防止できるだけでなく、バージョン管理ですぐに前の環境へロールバックできたり、プレビュー機能でタグが本当に発火しているかをチェックできます。

GTMをインストールする

 nuxt.config.ts記述します

 運用・保守の観点から、.envファイルにGTM-IDを記述します。

 上記でインストールして、プラグインでカスタムディメンションを設置する感じです。

カスタムディメンションを設置する

 上記に記述している通り、pluginsフォルダにgtmフォルダを作成し、そこにindex.tsを作成します。./plugins/gtm/index.ts

 app.router.afterEach内に記述することでルーティング毎(ページ遷移するごと)にeventをプッシュできます。

タグ マネージャー・アナリティクス側の設定

 先ほど記述した変数を作成します。アナリティクス側にはカスタムディメンションを作成しておきます。

 タグ マネージャー側にも同じく作成していきます。まずは変数です。フォルダ名と変数名を「value1」にしてタイプを「データレイヤーの変数」にしておけば後はそのままで大丈夫です。

 次にタグのユーザープロパティに変数を設定します。まだタグを設定していない場合、こちらを参考に設定します。

 最後にプレビューを確認すると、先ほど設定したカスタムディメンションが追加されています。

 ちなみにアナリティクス側にはこんな感じで表示されます。

応用:APIから値を取得しプッシュする

 ユーザー情報を取得するAPIを用意してプッシュしておけば、アナリティクス側でレポートを作成する際に重宝しますね。

最後に

 今回はGTMでカスタムディメンションを取得してみました。ページの遷移ごとにユーザーの情報を自由に統計できれば、地味に便利だったりしますよね。アナリティクスとタグ マネージャーの設定をあまり深堀できなかったので、気が向いたらまた書こうと思います。ほむらを聞いている藤野でした。

参考資料
dotenvが効かないundefined/.env見つからない
デベロッパーガイド

藤野 元規/FIXER
2022年度からFIXERに入社しました。好きな言語はTypeScriptのComposition APIです。フルスタックエンジニアを目指して、日々精進していきたいです(願望)

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