既成の自転車を電動アシストに変えるサービス「SmaChari」
今年3月に発表された、Hondaの電動アシスト自転車用サービス「SmaChari」。その第1号の発売を前に、試乗する機会があったので、クルマとバイクが好きな女優兼タレントの新 唯(あらた ゆい)さんに試してもらいました。
SmaChariは、Hondaが提供する既製の自転車を電動アシスト化・コネクテッド化するソフトウェアサービス。スマートフォンにアプリをインストールし、後付けの電動化ユニットをコントロールするというものです。勘違いしやすいのですが、Hondaが自転車やモーターユニットを作り販売するわけではありません(Hondaは1995年から2002年頃まで電動アシスト付き自転車「ラクーン」を国内販売していましたが)。
第1弾モデルは、日本のバイクブランド・Kohdaabloom(コーダーブルーム)の「REAL ACTIVE」という市販車に、電動ユニットを取り付けた「REAL ACTIVE-e」 というモデル。価格は予価22万円で、今秋ごろから全国のワイズロード系列店での販売を予定しています。詳しい仕様は前回のご紹介記事をご覧ください。
■SmaChariの詳しい仕様はこちらの記事!
自動車メーカーのHondaが、自転車に取り付ける電動アシストユニットと、それに連動するスマートフォンアプリで、様々な自転車を電動アシスト化・コネクテッド化できるサービス「SmaChari(スマチャリ)」を発表。
今回はASCII.jpの自動車企画でおなじみ、最近「レベルの違うランドガール」と各メディアから注目を集めるタレントの新 唯さんに、REAL ACTIV-eをチェックしてもらいましょう。唯さんは中学と高校時代、ママチャリ(シティーサイクル)に乗って自転車通学をしていたとのこと。変速機がついた自転車に乗ったことはないようなのですが、普通自動二輪免許もお持ちですし、なにより自身のクルマはマニュアルのオープンカー! 変速機付き自転車取材しても安心というわけです。たぶん……。
「今日は電動自転車に乗ってください」とだけお伝えして取材会場へ。「なんで、こんな暑い日に自転車に乗るんですか?」と唯さん。自分もそう思います。そして会場に近づき、唯さんは顔見知りの方を発見。そして一言「またHondaですか」とすべてを察した様子。ASCII.jpの、しかもバイクもクルマもHondaオーナーの筆者が「普通の電動自転車」を取材するわけがないじゃないですか!
REAL ACTIV-eを初めて見た唯さん。「かっこいいですね」と言いつつも、「私、ママチャリしか乗ったことないんですけど……」と不安な表情。「ハンドルの形が違うし、タイヤも細いんですね……」と心配な顔を浮かべます。というわけで、モデルっぽい写真をパチリ。
REAL ACTIV-eの特徴はママチャリと同程度の重量(約15kg)と、一般的な電動アシスト自転車と比べて3~4割ほど軽量であること。持ってもらったのですが、日傘より重たいものを持ったことがない彼女は「重たっ!」と悲鳴。「早く撮って!」とカメラマンを急かせてパチリ。腕の筋肉がスゴいことになっています……。
スマチャリの肝であるアプリを見てみると、速度メーターとナビを同時に表示する画面のほか、走行ログ管理、地図だけの画面、アシスト設定画面と多彩。なんか注意マークがいっぱい出てきて何コレ? と思ったのですが、どうやら坂道や危険個所などを表示しているのだとか。これは自動車のナビデータから得ているのだそうで、いわゆる「ヒヤリハット」みたいなものです。
気になるアシスト設定ですが、任意に出力レベルが変更できるほか、走行シーンや乗り手に合わせて出力を自動調整するAIモードが搭載するのがスマチャリ最大の特徴。“自然な乗り心地を実現”しているのだそうです。
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