有望スタートアップ企業が選ぶ「イノベーティブ大企業ランキング2023」発表。3位ソニー、2位トヨタ、1位は?
プロジェクトニッポンは、同社が運営するILS(イノベーションリーダーズサミット)実行委員会において、経済産業省と共同で、国内のベンチャーキャピタルや大学などおよそ100機関によって選出された有望スタートアップ企業1311社を対象としたアンケート調査を実施。スタートアップとの連携を通じたオープンイノベーションに積極的な大企業の人気ランキング調査「イノベーティブ大企業ランキング」の2023年度版を取りまとめ、上位30社を発表した。
日本の大企業のオープンイノベーション状況を指標化することを目的に、年に1回調査し、今年で6回目になる。主な質問内容は、「あなたがオープンイノベーション活動に積極的であると感じる、大企業名を挙げてください(3社以上5社まで)」というもの。
今年は引き続きKDDIが首位を堅持する一方、2位トヨタおよび3位ソニーは得票数を伸ばし首位との差を詰める結果となった。TOP20圏内にホンダ、富士フイルム、オムロン、武田薬品工業が新規にランクインし、関西勢のオムロン、関西電力、サントリー、NTT西日本が大幅ランクアップでTOP30入りした。
その他、選んだ企業のオープンイノベーション活動に関するイメージを「経営トップがリーダーシップを発揮している」「協業の実績が豊富」といった選択肢から答える質問も設けられている。
総合100位までのランキングや、大手企業の業種別ランキング(全17業種)および、上位100社の戦略や組織文化イメージなどの回答項目間の類似性を相対的な距離で算出し、4象限(トップダウン変革型/ボトムアップ変革型、投資・ポートフォリオ志向/R&D事業開発志向)にプロットした「大企業オープンイノベーションイメージマップ」は、ILS公式サイトより資料請求した企業へ進呈している。
「イノベーティブ大企業ランキング2023」調査概要
調査対象:過去5回にわたり開催されたILS(2018-2022)において、国内外の主力VC(ベンチャーキャピタル)等、およそ102機関で構成されるILSアドバイザリーボードの推薦を受けて、ILSのメインイベントである大企業とスタートアップの新事業協業マッチングプログラム「パワーマッチング」に参加した国内有望スタートアップ全1311社の経営者
調査方法:インターネット調査(ILS専用サイト上の入力フォームによる回収)
調査期間:5月30日~6月15日
有効回答:680社(回答率52%)
調査主体:イノベーションリーダーズサミット運営事務局、経済産業省
設問項目:企業名の自由連想と、連想された企業に対する個別評価