できるだけ経験を積み、仕事を楽しむのが大事
ここで冒頭の質問に戻りますが、「貫禄あると言わないで」さんは、
“自分はまだまだ仕事でスキルや経験を増やしたいが、彼は早く結婚をしたい様子です。結婚したとしても、キャリア形成を考えると早期の妊娠出産に不安を感じてしまいます”
ということで、質問者さんはある程度明確にやりたい仕事が見えていて、それに関連するスキルや経験を増やしたいということなのかなと思います。その場合、自分がある程度自信が持てるくらいには経験を積んでおくと後々楽なんじゃないかなと。
しかも、この方の場合はパートナーさんが結婚や出産を強く希望されてるということで、そんな希望するならあなたもコミットしてくれるよねと強気に出ることが可能ですし、出産時期は検討するにしても今のうち育児へのコミットを強く約束してもらうのも手じゃないですかね。
「えむら」さんからは、以下のようにいただいてました。
“大卒で就職すると、仕事が一番やりがいあって楽しい時期に結婚出産の適齢期が来るんだなあというのを今まさに実感しています。私は女性ですが、もしかしたら男女問わず、そうなのかもしれません。仕事が好きで、でも結婚も出産も経験したくて、人生の岐路に立たされています”
こちらに関しては社会人経験が一応10年ほど(大卒で実質32歳相当)ある身から言えば、別にいつだって仕事は楽しいししんどいと思います。
いつか暇になると思いつつ10年やってきましたが、無理矢理休みを作らない限り休みなんて永遠に存在しませんし、それは私だけじゃなく会社で働く友人たちもよく言っています。そういった意味で言えば、出産を経験したとしてもその後も楽しく働けるような「一緒に働きたい!と思ってもらえる人」でさえあれば、年齢関係なくチャンスはありますし、楽しく仕事できると思います。そうあって欲しいという気持ちも含めてですが、少なくとも私の尊敬している先輩たちはそうです。
出産妊娠も「経験」としてとらえて
また、Twitterで相互の採用経験者の方とお話ししていて思いましたが、そもそも出産や育児をブランクにしなければいいという話もあると思います。
それはリスキリングみたいに、妊娠中・育児中に勉強しろ!という話ではなく、育児中に子供とこういう風にコミュニケーションを取ったら意思疎通ができたとか、授乳をこういう風に管理したらスムーズになったとか、そういう日々の試行錯誤はすごく価値があることですし、そこの試行錯誤を仕事に転用できれば間違いなく周囲に感謝されるはたらきになると思います。
少なくとも、育児に関わったことがある人事の方や同僚の方はその大変さと凄さを理解してくれるはずで、だからこそ妊娠・育児をブランクと捉えず「ちょっと別の経験をしてきました!」と思いたいし、そう思える社会であって欲しいなと思います。
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