朝日生命保険相互会社が、AIメンタルヘルスケアサービス「Mente for Biz」を導入
株式会社Medi Face
AIの活用で、従業員のメンタル不調や休職・離職を早期発見・ケアが可能に。
株式会社Medi Face(本社:北海道札幌市、代表取締役/医師:近澤 徹、以下「当社」)は、朝日生命保険相互会社(本社:東京都新宿区四谷一丁目6番1号、代表取締役社長:木村博紀、以下「朝日生命」)にて当社が開発しております、AIメンタルチェックをはじめとした法人向けクラウドサービス「Mente for Biz」の提供を開始いたしました。
導入の背景
COVID-19による世界的なパンデミックを通して、各国でうつ病をはじめとした精神疾患の患者数は倍増しました。その影響により、近年メンタル不調者による早期離職・転職が相次いでいます。このような現状に対し、メンタルの不調を早期に察知し、健康管理のプロ人材が面談を行うなど適切にケアしていく体制を整えることで、離職や高ストレス状態を減らすことが可能になります。
今回、朝日生命様にてサービス提供を開始する「Mente for Biz」では、こうしたメンタル不調の早期発見から、メンタルケアまでをトータルサポートいたします。朝日生命様におかれましては、全国におよそ18,000人の従業員がおり、「Mente for Biz」の導入により、従業員にセルフチェックの重要性を啓蒙していくことで企業全体としてのメンタルケアに対する意識を底上げしていくことも目指していきます。
代表者コメント
朝日生命保険相互会社 代表取締役専務執行役員 井口泰広 様
[コメント]
朝日生命は、生命保険事業を行う企業として、「お客様」「社会」「従業員」に対する責任を果たしていくことを企業活動のベースとし、「お客様ならびに社会のために「まごころの奉仕」を行うことを」を経営の基本理念としています。そして、「従業員」への責任として健康増進の取り組みを経営課題と位置づけ、従業員の健康づくりやメンタルヘルス対策などを推進しています。
その中でも、従業員のストレス軽減やメンタル不調の未然防止に向けたメンタルケアは、重要な取り組み事項であり、ストレスチェックによる高ストレス者を始め、より丁寧なフォロー体制の構築が求められています。この「Mente for Biz」は、AIと医療ノウハウを融合し、PC・スマートフォンで、いつでも気軽に自身のメンタルの状況のチェック・アドバイスを受けられるという点で、これまでに無い画期的なサービスであると考えます。
本サービスを活用することで、従業員自身の主体性により、悩みの解消やストレスの軽減等が図られるよう期待しています。
株式会社Medi Face 代表取締役 近澤 徹(医師・日本医師会認定産業医)
[コメント]
人的資本が重要視される昨今、従業員の身体的な健康だけでなく心の健康にまでケアを行き渡らせたい、という企業様が増えています。朝日生命様も従来のケアだけではなく、新しい取り組みを行なっていきたい、という先進的な企業様の一つです。取り分け、産業医面談やストレスチェックという従来の手法だけでは、「早期のメンタル不調者の発見が難しい」「その後の適切なフォローに困ってしまう」というお声は、他のお客様からも多く頂いておりました。当社は、「Yes/Noだけで答えるような簡素なチェックではなく、エビデンスに基づいたメンタルチェック」を提供するべく、現役医師らの監修の元で「AIメンタルチェック」を開発しました。これに加え、健康管理のプロによる面談・カウンセリング対応などをセットにした「Mente for Biz」というパッケージとして、朝日生命保険相互会社様にご活用いただく運びとなりました。AIによるメンタルチェックで、メンタルの相談に対する心理的ハードルを下げ、より多くの働く皆さんのメンタルの悩みを解消できるように、これからも邁進して参ります。
[プロフィール]
北海道大学医学部出身。在学中、精神科における病院実習で、うつ病を発症してから病院受診まで1年以上かかっている患者さんを目の当たりにし、精神科受診のハードルを下げることでDUP(精神病未治療期間)を短縮するべくMedi Faceを創業。医学部卒業後は、慶應義塾大学病院に入職し、臨床にも従事。現在、病院の外から医療を変えるべく、医師起業家として邁進中。
Mente for Bizについて
現役医師らの監修の元で開発し、ChatGPTを活用した「AIメンタルチェック」
Mente for Bizの「AIメンタルチェック」は、当社が現役医師らの監修により開発したAIを用いています。PC・スマートフォンの画面上に登場する「AIドクター」からの質問に回答するという対話形式で、メンタルヘルスの状態や、自分のストレスの原因などを確認することが可能です。AIによるチェック精度の向上のために、表情、声、話し方などの非言語情報をデバイスのカメラ・マイクを通して取得し、チェック結果に反映しています。また、AIドクターとユーザーとの対話には、ChatGPTを活用しており、ユーザーの発言の自然言語処理や、AIドクターの発話内容の生成など、自然な対話体験を創造しています。
24時間365日利用可能なAIメンタルチェックと、健康管理のプロが対応する相談窓口をセットで提供
AIメンタルチェックは、PC・スマートフォンを通して、24時間365日利用可能です。いつでも従業員が自分のタイミングで、自分のパーソナルスペースで、自身のメンタルをチェックすることができます。こうしてチェックした結果は、過去に遡って確認することが可能で、自分のメンタルヘルスやストレスなどを定点観測することもできます。
また、チェックの結果に応じて、産業医・保健師・臨床心理士といった有資格者が従業員との1on1面談を行うことでチェックからケアまでメンタルヘルスに対するトータルサポートを実現しています。
健康経営をデータドリブンに実施するための組織分析レポート
AIメンタルチェックのデータや、産業医や保健師との1on1面談の内容は、個人が特定できないデータに加工し、人事部や経営陣の意思決定に活用が可能です。対話型のチェックとケア面談によって、これまでヒアリングができていなかった従業員の本音や不満をリアルタイムかつ網羅的に把握することが可能になります。また、部署ごとのメンタル傾向やメンタルスコアなどの分析を行うこともできます。
また、これらが系時的なデータとして蓄積されていくことで、従業員のメンタルの動向と人事労務等の施策、各種イベントとの関連性なども分析することが容易になり、次年度以降の取り組みや経営企画にも活かすことが可能になります。
朝日生命保険相互会社について
事業内容:生命保険の販売及び引受け、資産運用業務、他の保険会社の業務代理及び事務代行
本社:東京都新宿区四谷一丁目6番1号(YOTSUYA TOWER)
代表者:木村博紀
設立:1888年3月1日
株式会社Medi Faceについて
株式会社Medi Faceは、医療と人びととの接面を探り続け、あらゆるMedical Interfaceを考え、提供しつづける会社です。AIによる表情解析に加えて、声や対話内容のAI解析を用いて精神疾患やメンタル不調のセルフチェックを可能にするサービス「Mente」を展開しています。精神科や心療内科を受診したくてもできずにいる潜在的な患者さんに向けて、事業を推進しつづけています。
代表取締役:近澤 徹
コーポレートサイト:https://medi-face.co.jp
お問い合わせ:hello@medi-face.co.jp
本店所在地:北海道札幌市中央区北5条西11丁目
東京オフィス:東京都千代田区大手町1丁目 大手町ビル4階
札幌オフィス:北海道札幌市中央区南1条東3丁目
※ Medi Faceが現在提供しているAIによるメンタルチェックは、ユーザーに対し、ユーザーがAIドクターを利用し情報を入力・システムが取得した情報に基づき、当社が開発したユーザーのメンタル状況を分析するプログラム(AIによる分析を含む)を用いて、一般的な参考情報として、疾病に関する情報や医療機関施設情報、オンライン診療に関する情報等を提供します。AIドクターからユーザーへ提示する情報にはアドバイスと捉えられる文言が一部含まれますが、AIメンタルチェックのどの部分も医学的な診断行為・治療・予防等を目的としておらず、医師や他の医療専門家に代わるものでなく、医療行為ではありません。
※「Medi Face」は株式会社Medi Faceの登録商標です。その他サービス名・機能名は商標です。本資料では「R」「TM」「SM」マークを割愛して表記する場合があります。