漫画家の麻宮騎亜先生やカノカレ911も登場!
波乱のジャパンプレミアが終わると、ステージではDJショーやトークイベントが開催。その中で部員Kを喜ばせたのが、世界的に著名な漫画家・イラストレーターの麻宮騎亜さんが登壇されたこと。思春期にサイレントメビウスとかコンパイラを愛読し「海洋堂やWEVEのガレージキットが欲しかった」世代としては、神様仏様麻宮様の存在です。
そんな麻宮先生は、自身が「シュトロゼックメガ911」という超希少なポルシェに乗っていらっしゃって、会場にはクルマが展示されていました。さらに自動車漫画「彼女のカレラ」を連載されていることもあり、キャラクターをラッピングしたいわゆる痛車が3台展示。そのデキのよさに驚くとともに、ポルシェジャパンの遊び心に驚いた次第。もっとお堅い会社だと思っていました。
1955年製「356 スピードスター」に日本の「わび・さび」を取り入れた作品プロジェクト「356 Bonsai」で知られるアーティストのダニエル・アーシャム氏が来日。会場には日本のポルシェチューナー、中井 啓氏率いる「ラウヴェルト・ベグリフ(RWB)」とのコラボレーションによるRWBAが展示されていました。「964」をベースに、フラットノーズ化。RWB流の大きなオーバーフェンダーを備えたオールホワイトのボディーに、内装を全面アーシャムグリーンのレザーで仕上げていて、ゆみちぃ部長もウットリ。さらに麻宮騎亜先生によるRWBAをモチーフにした漫画も展示されていました。
アートというつながりか、タイカンをキャンパスにしてのライブペイントも行なわれていました。最後まで見届けたかったのですが、時間の都合で断念しました……
ドリフトやオフロード体験コーナーも
シミュレーターではアイドルと編集者がガチバトル!
会場ではドリフトとオフロードの同乗体験が行なわれていました。この2つは大人気コンテンツで、整理券獲得するのに1時間以上並ぶということで断念。ほかにもカイエンによるオフロード体験もできました。
「なんだ、クルマの運転できないのか」とションボリ部長。ですが、この日はシミュレーターが大開放! 5分程度で無料ということで、挑戦です。せっかくなので、部員Sとのレースになりました。コースは日本が誇る世界の鈴鹿サーキット。クルマは911 GT3 Cupで、コースレコードは近藤 翼選手の2分2秒317。果たして知多半島出身のゆみちぃ部長、地元(やや遠いけど)コースで表彰台の中央に立つことができるでしょうか? 部員Sは「俺、昔走ったことがある! クルマ廃車にしたけど!」とドヤ顔。これはいろんな意味で期待できます。
それはそれは酷いものでした。レース展開を一言でいえば、血で血を洗うミサイル合戦。目には目を、歯には歯を、やられたら、やりかえす。鈴鹿サーキットの国際コースは凄惨な報復の場となりました。大接戦の末、部員Sが勝利を納めましたが……実に大人げないレースだったことをお伝え申し上げます。シミュレーターでよかった……。
ポルシェオーナー自慢の愛車が
コース上にずらり勢揃い!
コース上には多くのオーナー車がズラリと並び、多くの方が自分のポルシェを写真に収めたり、オーナー同士の交流をされていらっしゃいました。素敵な午後のひと時を見ながら、いつの日か自分達もその仲間に入りたいと願ったASCII.jp自動車部一行。
車両価格が高額ということもあり、お堅く近寄りがたい存在と思っていたポルシェ。それは大間違いで、実はフレンドリーで、親しみやすい存在だったことを思い知った1日でした。ポルシェだからと気負うことなくカーライフを楽しまれるオーナーたちと、気負うことなく自分たちも楽しもうというポルシェジャパンのスタッフをみながら「ポルシェの楽しみ方は無限大、楽しまないのは人生の損」。そんな事を思いながら、部員Kは心の中に勝手にベルリンの壁を作っていたことを恥じた次第です。