Viva Technology 2023、世界最大のオープンイノベーションの祭典がフランスで開幕
◆ 現地取材者による ビバテク2023 報告会、開催決定!◆
【ASCII STARTUP Meetup #2ー「Viva Technology 2023」報告会】
⇒詳細・お申し込みはこちらから 日時:6/22 (木) 19:00~
フランスのパリで世界最大のオープンイノベーション、テクノロジーのカンファレンス「Viva Technology 2023」が、2023年6月14日に開幕した。フランスを中心とする大企業がブースを構え、テクノロジー分野のソリューションを展示、それぞれが実施する、スタートアップ向けのアクセラレーション、インキュベーションプログラム、投資先などのスタートアップ、ベンチャー企業を同じブース内に展示することで、共創を表現する。コロナ禍を挟む中で今回でまだ7回目の開催となるが、すでに世界最大級のテクノロジーイベントといわれる。
オープニングには、Viva Techの共同創業者のPublicis GroupeのMaurice Levy会長と、LVMHグループのメディア部門を取活するLes Echos - Le Parisien GroupのPierre Louette CEOが登壇。会期直前に発表された、今回の目玉でもあるイーロン・マスク氏の16日の登壇を改めて強調し、Viva Techの世界的な存在感をアピールしていた。
今回のパートナーカントリーの韓国から、スタートアップ中小企業庁のLee Young氏が基調講演に登壇。現状のスタートアップのエコシステム構築に加えて、エンターテインメント企業の成功による投資の促進など、今後、よりユニコーンの誕生に期待を込めるなど韓国のスタートアップエコシステムの進展を語った。
Viva Techでも毎回、注目を集めるLVMHグループのブース。初日は身動きがとりづらいほどの状態だった。相変わらずテクノロジーイベントでは異例ともいえる出展者、ブース内のセッション会場の登壇者、来場者含めて女性の多さが目立っていた。
数多くのハイクオリティーなブランドを傘下にもつLVMHグループの中でも、ジャンパンのヴーヴ・クリコを立ち上げたマダム・クリコ氏は200年以上前の女性起業家で、当時、女性は働くことも許されなかった時代に成功した。その精神を受け継ぐ女性起業家を可視化させる、オープンデータのプラットフォーム「Bold Open Data Base」を解説。
数多くの共創事例を生み出す、LVMHグループのオープンイノベーション。メタバースやゲームなどにより注力していくと発表。また共創先のスタートアップ企業はLVMH内のブースで発表を行なった。その結果はViva Techで「LVMH イノベーションアワード 2023」として、15日に授賞式を発表される。
14日午後にはフランスのマクロン大統領がステージでディスカッションに参加。現状のAIを始めとする新しいテクノロジーに対しての投資の促進を改めて強調した。
マクロン大統領はステージ参加前の1時間ほど、会場内でブースを散策して各出展者に話を聞いていた。撮影を試みる参加者が殺到し、身動きが取れないほどの状態だった。
大企業の共創ブースに加えて、パートナーカントリーの韓国を始めとした各国がブースを展開。とくに今回はアフリカテックが大きなスペースをもち、南アフリカ、セネガルなどを中心に45のスタートアップ企業がブースを連ねていた。ほかにもフランスらしく、「ワインテック」のコーナーも。
Viva Techでも特に注目を集める「Next Unicorn Award Ceremony」では、食品の廃棄問題を解決するモールソリューションを展開する「Matsmart」がグランプリを受賞。
2024年にパリオリンピックを迎えるため、スポーツテックに注力し、今回はメインホールの隣にスポーツに特化したホールを解説。スポーツソリューションの企業ブースを展開した。
パリオリンピックのマスコットも会場に登場。カンファレスは一般公開日を含めて、17日まで開催している。
◆現地取材した ASCII STARTUP ガチ鈴木による ビバテク2023 報告会、開催決定!◆
【ASCII STARTUP Meetup #2ー「Viva Technology 2023」報告会】
⇒詳細・お申し込みはこちらから 日時:6/22 (木) 19:00~
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