名作を超えるための答えは「120%」
最後に「『ブレワイ』を本作は超えられたのか」という点について個人的な所見を綴ろうと思う。今のところ筆者の答えは「Yes」だ。
ただ前作を踏襲しただけで物足りない「80%」ではなく、手を加え過ぎて別物になってしまう「200%」でもない。大成功した『ブレワイ』のベースを大事にしつつ、不便な点は改善し、新たな面白さをほどほどに追加する「120%」の続編。そのバランス感覚こそが本作を「神ゲー」たらしめているのだと考える。
※ただし、ベースが100時間越えなので「ほどほどの追加」が何を意味するかは言わずもがなだろう。
プレイして気になった部分があるとすれば、空から落下して地上を見通す際にテクスチャの張り遅れが目立つ点だろうか。もっと早く見えていればなぁと思うこともあるが、おそらく祠などは優先的に表示されるようになっているし、そこまでの欠点というほどではない(Switchの処理限界でもあるのだろう)。
筆者自身はようやく地上のマップ開放が済んだところなので、これから各地方のメインストーリーを進めたり、未知のエリア「地底」の本格的な探索に入ったりしていく。体感的にはまだ全体の半分程度といったところだろうか。筆者の真の『ティアキン』は、ここから盛り上がっていくと言っても過言ではない。
仕事としてのプレイが終わっても、まだまだ寝不足の日々は続きそうである。もしまだプレイしていないのであれば文句なくオススメできるタイトルなので、手に取ってみてはいかがだろうか。きっとあなたも、充実した寝不足ライフを送れるはずだ。
【ゲーム情報】
タイトル:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
ジャンル:アクションアドベンチャー
販売:任天堂
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売日:発売中(2023年5月12日)
価格:
パッケージ版:7920円
ダウンロード版:7900円
Collector's Edition(ゲームカードなし):7700円
CERO:B(12歳以上対象)
©Nintendo
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