健康管理アプリ「カロミル」Chat GPT活用「AI食事相談チャット」β版

　ライフログテクノロジー株式会社は2023年5月9日、食事、運動、体重管理アプリ「カロミル」において、Open AIが提供する「ChatGPT」を活用した「AI食事相談チャット」機能のベータ版提供を開始。食事の悩みについての相談や食の知識を手軽に得られる。

「カロミル」は、特許技術の「カメラロール解析」により、スマートフォン搭載のカメラで食事や体重計などの写真を撮りためておくと、食事や体重、血圧、血糖値、栄養価をAIの画像解析により記録できる健康管理アプリ。栄養価はカロリーに加えて、たんぱく質、脂質、炭水化物、塩分、糖質、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど18種類の栄養素の自動計算、記録が可能。ダイエットから栄養バランスを考慮した健康管理ができる仕様だ。

　新機能「AI食事相談チャット(β)」はユーザーの食事改善の行動を後押しする機能として追加。ユーザーは1週間の食事データをもとにした食事アドバイスが得られる。

　食事の悩みについては、摂取したい栄養素の量や金額を伝えるだけで、AIが希望に沿った食事の組み合わせを提案。たとえば、たんぱく質が不足している場合、「昼はコンビニで何食べたらいい？たんぱく質20g以上、予算500円以内」と質問を入力すると、AIが予算内の食べ物について、たんぱく質の量とともに提案する。

　レシピ提案の場合、AIが健康的なレシピを考案。材料の指定も可能だ。例として、豚肉とブロッコリーのレシピが知りたい場合、「豚肉1／2枚とブロッコリー1株を使ったレシピは？」など入力するとAIがレシピを提案する。

　食事メニュー以外にも食生活の見直しなどAIに相談可能だ。一例として、減量したい場合は、「減量をするにはどのような食生活をすれば良いか」と質問を入力する。

「AI食事相談チャット(β)」は、正式版提供に先行するベータ版として一部ユーザーから順次公開を開始。今後すべてのユーザーへ展開予定だという。将来的には睡眠や活動量などのデータと連携し、食事を中心とした包括的なアドバイスができるよう検討を進めるとしている。

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