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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第329回

売れまくってるHondaのミニバン「フリード」がトヨタ「シエンタ」より優れているポイント

2023年05月07日 12時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、Hondaの「フリード」についてレポートします。長期間乗ってみて分かった、良かったこと&悪かったことを包み隠さずお伝えしますので、購入を検討されていらっしゃる方は参考にしてくださいね!

フリードってこんなクルマ

 2022年のミニバン新車販売台数において、1位を達成したフリード。フルモデルチェンジをして話題性抜群だったノア&ヴォクシーを抑えてのランクインに、「!?」と思った人も多いはず。5ナンバーサイズのコンパクトさを維持しつつ、ミニバンのように使えるクルマとしてファミリー層にも人気なクルマで、大きいクルマの運転に自信がないという人にもオススメです。

 “小型のミニバン”というイメージを持ってもらえると分かりやすいでしょう。そんなフリードの使い勝手を徹底的に解説します。

「フリード G(FF・7人乗り)」の主なスペック
サイズ 全長4625×全幅1695×全高1710mm
ホイールベース 2740mm
車重 1360kg
エンジン 1500cc 直列4気筒
最高出力 95kw(129PS)/6600rpm
最大トルク 153N・m(15.6kgm・f)/4600rpm
価格 235万2900円(税込)

 それでは、細かくチェックしていきましょ~!

フリードのオススメポイント その1
インテリアとエクステリア

 スタイリッシュ&スポーティーな雰囲気を感じさせるフリードですが、特に気になった箇所を重点的に紹介します。

まずは、フロントマスク! ライトは切れ長でキュッと上がっていて、バンパーを中心にエッジが立っているので疾走感があります

サイドから見るとフロントガラスがかなり寝ているので、スタイリッシュに見えます

フロントと同様に、エッジがアクセントになってボディーが引き締まってみえます

個人的感想ですが、リアの顔つきが、中国にある四川省・川劇の妙技「変面」に出てくるお面にそっくりだなと

内装に関しては、ライバル車となる新型シエンタの方が高級感があるなというのが正直なところ。ですが、ハンドル部分やドア部分(写真参照)が合皮だったり、流行のデザインは取り入れられていました

フリードのオススメポイント その2
ミニバンならではの広い居住性

 シートの座り心地は、シエンタよりもフリードの方が◎でした。何が良かったかというと、身体が動かないようにギュッと抑えてくれるので(ホールド感がある)、乗っていて左右の揺れが気にならず快適だったからです。

運転席&助手席は座面を1番下にして158cmの私が座ると、ヘッドクリアランスはこぶし5個分くらい、1番上にするとこぶし3個分ほど余裕がありました。足元にかなり余裕があるので、窮屈と感じる人は少ないでしょう

2列目のヘッドクリアランスはこぶし4個分くらいで、1列目シートを1番後ろまで下げると膝から前席までの距離はこぶし2個分くらい。1番前まで出すとこぶし8個分くらいあります

3列目のヘッドクリアランスはこぶし2個分くらいで、2列目シートを1番後ろまで下げると膝から前席までの距離はこぶし1個分くらい。1番前まで出すとこぶし5個分くらいあります

 高さと幅はシエンタの方があるのですが、室内長はフリードの方が長いので、私の体感ではフリードに軍配が上がりました。

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