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グーグル「Bard」ついに日本公開 「ChatGPT」対抗のAIチャット

2023年04月19日 11時00分更新

文● 田口和裕

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 グーグルが開発するAIチャット「Bard」。2月6日に発表され、3月21日より米国と英国のみで公開されていたが、4月18日午後(日本時間)あたりから、日本でもベータテストに参加できるようになった。

さっそく使ってみる

 「Bard」は大規模言語モデル(LLM)「GPT-4」を使用したOpenAIの「ChatGPT」同様、Googleが開発するLLM「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications)」の「軽量で最適化されたバージョン」を利用している。

 

 ベータテストに参加するには、サイトの右下に表示されている「Join Waitlist」ボタンをクリックし、ニュースメールの購読にチェックを入れるだけでよい。

 数分(19日午前8時時点)でメールボックスにメールが届き、利用が開始できる。

 使う前に利用規約への同意が求められる。

 利用にあたって以下の注意文が表示された。

Bardは常に正しいとは限りません
Bardは不正確な回答や不適切な回答をすることがあります。
疑わしい場合は、「Google it」ボタンを使って、Bardの回答を確認してください。

Bardは、あなたのフィードバックでより良くなります
回答は評価し、不快感や安全でない可能性のあるものにはフラグを付けてください。

 

 メインUIはChatGPT同様、画面下部に質問文(プロンプト)を入力して送信ボタンを押すとすぐに回答が表示される。スピードはかなり早いが、現状英語しか受け付けてくれないようだ。

 2月に開催されたスーパーボウルの結果も正しく表示された。最新の情報を見に行っているようではある。

 コーディングや数学の計算も可能なようだが、精度についてはまだ怪しいという報告も上がっている。

 履歴はすべて記録されており、個別に削除も可能な模様。

 「FAQ」ページによると、グーグルは「ユーザーの会話、IPアドレスに基づく一般的な位置情報、フィードバック、および使用情報」を収集しており、「製品、サービス、および機械学習技術の提供、改善、開発」に利用している。

 また回答の生成には「過去のやり取りや大まかな位置情報」を利用しているという。

 なお、グーグルが収集した会話などのデータは、一部を選択し、自動化ツールを使用して個人を特定できる情報を削除した状態で使用され、第三者に販売されることはないとしているが、それでも「あなたや他の人を特定できるような情報を含めないようにしてください」と注意喚起をしている。

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