120万人の最新レシートデータから見る、マスク売上動向調査 着用緩和から1ヶ月、マスク売上が減少する一方 リップカラー・ファンデーションなどコスメ需要増加
東芝データ株式会社
120万人のレシートデータで見る「マスク」「化粧品」の売上動向
東芝データは、東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート(R) 」の会員、約120万人のレシートデータから得られる購買データを統計化し、あらゆる商品の買い物動向から見える変化をお伝えいたします。今回はマスクの着用が個人の判断に委ねられてから1か月が経過したことを受け、「マスク販売量の変化」に着目し調査いたしました。
その結果、2月10日の緩和報道開始からマスクの売上は減少傾向となり、3月13日のマスク緩和開始後2週目は1月2日以来最小売上となりました。感染リスクが少ない場所では、個人の意思によってマスクを外す人も出てきており、このことが売上に影響を与えていると考えられます。
データの抽出条件
対象期間:2023年1月~2023年3月
対象会員:対象期間初日以前の入会者
対象店舗:対象期間全日スマートレシート加盟店
1.メイクアップ化粧品の中でも売れたものは?(売上構成比)
マスクで隠れていた部分の化粧品は↑UP、元から見えていた部分は↓DOWN
売上増加傾向のメイクアップ化粧品の中でどの商品の売上が増加しているのかを構成比で見てみます。すると、マスクを外すことで見える部分の商品(ファンデーション、化粧下地、フェイスパウダー、リップ)は売上金額構成比が増え、マスク着用時も見えていた部分の商品(眉目)は構成比が減少傾向となりました。
2.年齢により買う化粧品に差がある?(年代別比較)
年齢が上がるにつれてファンデーションの売上比率増加、一方眉目の売上比率は減少
年代別に比較してみると、年齢が上がるにつれてファンデーションの売上比率が増加し、一方で眉コスメの売上比率は減少していることがわかりました。若い世代は眉コスメを積極的に購入している傾向にありますが、年齢を重ねるにつれてベースメイクへの需要が高まっているようです。
データの抽出条件
対象期間:2023年1月~2023年3月
対象会員:対象期間初日以前の入会者
対象店舗:対象期間全日スマートレシート加盟店
■家計管理もラクラク!「スマートレシート(R)」
東芝テックが開発した「スマートレシート(R) 」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、データとして管理・提供するサービス。お客さまは手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、月毎に食費や日用品など9つの家計費目に自動で集計される。
公式URL:https://www.smartreceipt.jp/
*「スマートレシート(R) 」は東芝テック株式会社の登録商標です
■ 東芝データがご提供する購買統計データについて
東芝データ株式会社では、「スマートレシート(R)」から得られる購買データを統計化し、実購買に基づいた膨大なデータから消費行動パターンをより詳細に分析できるサービスを展開中。
<東芝データの扱う購買データの特徴>
・POSシステムのリーディングカンパニーである東芝テックのアセット基盤
「スマートレシート(R) 」加盟店の業種・業態を超えた幅広い購買統計データを流通横断で取得可能。サービス会員数120万人以上。
・データの即時性
数時間以内に形成した購買統計データで分析可能(購買統計データAPI)
・分析切り口の多様性
購入者属性等、エリア指定、指定商品のシェア・ランキングなど、あらゆる切り口で購買動向を把握。変化を速やかに捉え機会を逃さない商品開発や、暮らしの変化に順応させる政策立案を行うことに寄与。
また、サブスク型の購買統計データ分析ツール「Data flip™」の提供も開始。
お問い合わせ:https://www.webcom.toshiba.co.jp/tdc_pd/biz_contact/