アニメ「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」の2期OP曲のセールスが絶好調のアイドルユニット「純情のアフィリア」の寺坂ユミさん。彼女をASCII.jp自動車部のゆみちぃ部長としてお迎えしての試乗企画も結構長いものになりました。そろそろ1台クルマを買っていただきたいなぁということで、今回はコスパナンバーワンSUVの呼び声高い「カローラクロス」です。果たして「高いのは嫌なのでコスパに極振りしたいと思います」なだけのSUVなのでしょうか?
カローラクロスを見て「でかっ!」と声をあげたゆみちぃ部長。それもそのハズ。全長4490×全幅1825×全高1620mmと、他社のコンパクトSUVより200mmもロングボディーなのですから。それでいながら、ガソリンエンジンのエントリーモデル「G“X”」が199万9000円、ハイブリッドの「HYBRID G」で259万円(いずれも2WD)と、他社コンパクトSUVよりもお求めやすいプライス。
「バーゲンじゃないですか! 価格破壊じゃないですか!」と驚きの声をあげます。はい、めちゃんこ安いんですよ。このお値段のおかげか、2021年9月の発売開始から1年間で6万3000台売れたというのも納得です。
大きく見える理由のひとつは、後端をスラントさせたクーペSUVスタイルではないことです。実はホイールベースはC-HRやカローラスポーツ(ハッチバック)と変わらないのですが、このボディーによって荷室が大幅拡大。なんと容量は487リットルとライバルを100リットル以上圧倒! 「荷物がいっぱい載るのはイイことです!」というもののの、使い勝手も気になるところ。
荷室にピタリとはめ込み段差を整えてフラット化できる「ラゲージアクティブボックス」がオプションで用意されているので、車中泊にもヨサゲ。もちろんパワーゲートなので、箸より重いものを持てないと噂のゆみちぃ部長でもラクラク開閉できます。
さらにハイブリッドモデルであれば、最大1500Wの電力をアウトプットできるACコンセントがオプション装着できたりします。これはトヨタのハイブリッドでは当たり前のオプションなのですが「ACコンセント、あるってだけでマジでイイ!」とスマホ世代のゆみちぃ部長はニッコリです。
パワーユニットは、1.8リッター直4 DOHCとモーターの組合せ。エンジンの最高出力は98PSで最大トルク14.5kgf・m。モーターの最高出力は72PSで最大トルク16.6kgf・mとのこと。一見物足りなさそうですが、トヨタはパラレルハイブリッド(モーターはサポートで基本的にエンジンで走る)なので、システム全体として最高出力は122PSと十分なパワーを有しています。ちなみに燃費は、WLTCモードで26.2km/Lと驚異的な好燃費を達成したというから驚き。
この連載の記事
-
第476回
自動車
最新のマツダ「ロードスター」は乗った誰もが乗り換えを検討するレベルのデキの良さ -
第475回
自動車
EV=無個性ではない! BMWのEV「iX3」は剛性ボディーが魅力のミドルサイズSUV -
第474回
自動車
ルノーのコンパクトカー「ルーテシア E-TECH エンジニアード」は軽量でパワフルでスポーティー! -
第473回
自動車
ホンダの大人気ミニバン「FREED」に乗ってわかった5つの良くなったポイント -
第472回
自動車
三菱のピックアップトラック「トライトン」をあらた唯がドライブ! 見た目と違ってソフトな乗り心地 -
第471回
自動車
ラリーカーが先祖! 走りのセダン・アウディ「RS3セダン」の上質な走りにアイドルもご満悦 -
第470回
自動車
FIATのキュートでカワイイ新型EV「600e(セイチェント イー)」は実用性も高く、イタリアンデザインが魅力! -
第469回
自動車
最近クルマが高いけどホンダのSUV「WR-V」は250万円以下で買えるって知ってた? -
第468回
自動車
HondaのSUV「新型VEZEL」に何度も乗ったからこそわかる5つのGOODと1つのBAD -
第467回
自動車
「私の部屋」に偽りナシ! 日産の商用バン「キャラバン MYROOM」は走るプライベートルームだった -
第466回
自動車
東京大阪1000km無給油チャレンジ! ルノーのSUV「アルカナ」は本当に燃費がいいのかを検証 - この連載の一覧へ