このページの本文へ

G-Master Spear X670Aをレビュー

3D V-Cache Ryzen&GeForceのつよつよゲーミングPCが欲しい人へ

2023年03月29日 10時00分更新

文● 宮里圭介 編集●ジサトライッペイ/ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

大型ビデオカードはアームでしっかり固定

 MasterBox CM694はフロント近くのモジュラードライブベイを外すと、オープンレイアウトっぽくもなる。実際、今回の試用機材に入っていたビデオカードは厚みが3スロット、長さは322mmというかなり大型だが、それでもいくぶん余裕を感じるほどの広さになっていた。

3スロットを占有するほど大きなビデオカードでも余裕

 また、このPCケースにはビデオカードを支えてくれるアーム(グラフィックスカードスタビライザー)もある。ビデオカードが重たいと、長く使っているうちにスロットから外れてしまったり、自重でスロットに負荷がかかり、故障の原因になってしまいがちだ。アームでビデオカードを支えることで、長く安心して使えるようになる。

ビデオカードをはさみこむように支えるアーム

 BTOメニューを見ると、メモリーは「16GB[8GB*2枚] DDR5-4800 [メジャーチップ・JEDEC準拠品] Dual Channel」。実機で確認したところ、ノーブランドのメモリーではなく、しっかり大手のCrucial製メモリーだった。

 もちろん、仕入れタイミングなどによっては別ブランドのメモリーになる可能性もあると思うが、Crucialと同等レベルの製品が採用されると考えていいだろう。そのあたりの「目利き」もサイコムの十八番だからだ。

メモリーのブランドは大手のCrucial。しかも、XMPとEXPOの両方に対応している黒基板だ。インテルプラットフォームでもAMDプラットフォームにも向いている

 電源ユニットにもこだわりがある。BTOメニューに並ぶ製品のほとんどが、電力変換効率が高い80 PLUS GOLD、あるいは80 PLUS PLATINUMだ。高性能なハイエンドなCPUやビデオカードは消費電力が大きい。電力変換効率で言えばわずか数パーセントの差だが、そもそもの消費電力が大きければ、意外と大きな差になってくる。電気代が高騰している昨今ではなおさら、少しでも電力変換効率を高めていきたいところだ。

試用機はSilver Stoneの850W製品。80 PLUS GOLDで、フルモジュラー仕様だ

カテゴリートップへ