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T教授の「戦略的衝動買い」 第725回

12年目の3月11日に「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」を衝動買い

2023年03月16日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

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付属のドライバーはビットの取り出しから実際の使用まで、それほど使い勝手が良いわけではない。あくまで緊急時のヘルプツールだ

緊急時ばかりではなく
楽しいキャンプや夜間の屋外作業にも有効

 ドライバービットの取り出しは爪をドライバービットの下部に差し込み、上側にずらしながら引き出すしか手段はなさそうだ。ドライバービットは6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの赤い電源オン/オフボタンのすぐ下側にある。挿入は簡単だが、レンチのようなスタイルで使わざるを得ないので普段使いには面倒だ。

 6 in 1マルチツール付きLEDワークライトは、全体サイズの割に明るさは最大500ml(ルーメン)、照射範囲は10m2、照射距離は10mとなかなか強力だ。照度やモードは全部で6段階用意されている。操作は先ほどの赤いシリコン製の電源オン/オフボタンだ。電源オンすると昼白色(強)以降押す度に昼白色(弱)→電球色(強)→電球色(弱)→赤色灯→赤色灯ストロボ→電源オフと変化する。

 実際に6 in 1マルチツール付きLEDワークライトのLEDライトをもっとも明るい【昼白色】(強)で連続使用してみたところ、約45分でバッテリーを完全に使い切った。約60分の充電で実測約45分間使用できた。もちろん昼白色(弱)で使用するなら、45分以上の連続点灯も期待できるだろう。

LEDライトは最大500ml(ルーメン)、照射範囲は10m2、照射距離は10mとなかなか強力だ。照度やモードは全部で6段階用意されている

 平時ならまったく問題なく使用できるが、電力供給が停止するような避難時には、より大容量のモバイルバッテリーなどが必要になるだろう。充電しながら使用できないかどうか、何度かいろいろなタイミングでやってみたが、結局のところできるかできないかはよくわからなかった。避難時には、より大きなモバイルバッテリーを利用したパススルーモードがあっても良さそうだ。

大型モバイルバッテリーで充電しながらLEDライトの使用は、接続や本体電源オンの順序や状況によって使えたり使えなかったり。危険なこともありサポートはまったくされていない

 最後になってしまったが6 in 1マルチツール付きLEDワークライトの「6 in 1」だがその構成要素は「カラビナ」「窓割ハンマー」「栓抜き」「六角レンチ7種」「ドライバー(+・−各2種)」「500lm充電式LEDライト」の全6種のツールだ。

 実際の避難時にこの「500lm充電式LEDライト」以外のツールが、どのくらい役に立つかは筆者にはわからない。きっと「ないよりマシ」だと思っている方が気持ちは楽だろう。そしてできるなら、使わずにすむことを期待したい。

実測46gでカラビナ付きなので、いろんなものにくっつけて常時持って歩ける気軽さは便利だ

 コンパクトで軽量(実測46g)なので、カラビナはジーンズのベルトループにもサコッシュの細いストラップにも、問題なくぶら下げることができた。軽量なのでキーホルダーや常時身に着けている小銭入れなどと、一緒に持ち歩くこともできそうだ。この時期、筆者は避難時の用途ばかりが思い浮かぶが、楽しいキャンプや夜間の屋外作業にも極めて有効だろう。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:TRIFACE「6 in 1マルチツール付きLEDワークライト」(TR-WL012-TRI)
・購入:ジャストマイショップ
・価格:1780円

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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