OLED採用の45型で240Hz対応、“曲がる”機構を除いても超ハイエンド
“曲がる”CORSAIRゲーミングワイド液晶、1度曲げたら絶対ほしくなる極上の使い勝手
曲げてみることで見える最強の使い方
注目のポイントである湾曲機構について見ていこう。曲げ方はいたってシンプルで、前述のディスプレー左右に搭載されたグリップに付いているボタンを押しながら引き出し、ぐぐっと力を込めて曲げる。それだけだ。
フラットと湾曲の限界それぞれに達すると「パキン」という小気味のいい音が鳴るので、曲げすぎる心配はなさそう。初めて曲げる時は戦々恐々としていたが、慣れるとなんてことはなく、簡単にフラットと湾曲を切り替えることができた。
実際にXENEON FLEXをデスクに設置して向き合ってみると、ワイドモニターという性質上、フラット状態では画面端の視認性はいいとはいえない(ハイスペックなOLEDのおかげで発色や見え方が変わらないのがすごいが)。だが、湾曲状態にすることでまったく異なる印象に変わる。視野いっぱいに画面が広がることで、VR体験のような印象すら覚えるような没入感を持った映像に包まれているようなディスプレーに早変わりするのだ。
XENEON FLEXは、最大で800Rの湾曲率まで曲げることができる。湾曲率を示す「R」の値は、湾曲部を円の一部とした時にその円の半径を示している。値が大きくなればなるほど湾曲はキツくなり、値が小さいほど湾曲は緩やかになるというわけだ。
これは一概に「この湾曲率がいい」といえるものではない。同じ湾曲率であっても、XENEON FLEXのようにワイド形状のディスプレーと、一般的な24型前後の16:9のディスプレーでは、その感じ方は大きく異なる。XENEON FLEXにとって800Rという数字は、そのベストな没入感を実現しているように感じる。

「Sons Of The Forest」をプレイ。没入感が高く絶景を堪能できるほか、ホラーな展開の時には本当にビビる
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やはりこの湾曲状態での没入感の利点は、レースゲームやソロゲーなど、じっくり世界に入り込むことができるゲームで発揮される。ちょうど試用期間の間に発売されたサバイバルゲーム「Sons Of The Forest」を遊んでみたが、ワイドディスプレーで遊ぶと印象がまったく違う。ゲームの世界をより身近に感じることができた。
映像作品も同様で、映画やドラマなども、よりのめり込むように見てしまう。CORSAIRの「Virtuoso XT」といったDolby Atmos対応ヘッドセットと組み合わせると、自分だけの最強映画視聴デスクも作れる。
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