クリエイターが注目する最大46TBのSSD RAIDは転送もリビルドも爆速だった

文●藤田 忠 編集●北村/ASCII

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RAID 0とRAID 5でパフォーマンスを確認

 次にRAID 0とRAID 5のパフォーマンスをストレージベンチマークで確認してみた。

 Windowsでは「CrystalDiskMark 8.0.4」と「ATTO Disk Benchmark 4.0.1f1」、macOSでは「AmorphousDiskMark 4.0」と「Blackmagic Disk Speed Test」を利用している。ストレージのフォーマットには、WindowsにNTFS、macOSにAPFSを使用している。

 データ冗長性はないが、高速かつ大容量のDASとして利用できるRAID 0から確認していこう。

 Areca RAIDエンクロージャーはキャッシュが効きやすいとのことなので、「ARC-8050T3U-6M」の搭載メモリー(2GB)を上回るデータサイズでパフォーマンスをチェックしている。

 Windows環境で利用する「CrystalDiskMark 8.0.4」と、「ATTO Disk Benchmark 4.0.1f1」ではデータサイズ4GiB、8GiB、16GiBで実行した。なお、キャッシュに収まる1GiBのデータサイズではシーケンシャルアクセス速度はリード3100MB/s台、ライト2900MB/s台を記録している。この数値はThunderbolt 3対応エンクロージャーの最大パフォーマンスと言っていいだろう。

 「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果から確認すると、シーケンシャルはデータサイズに関係なく、リード3100MB/s台、ライト2800~2900MB/s台を発揮している。1スレッドで実行する「SEQ1M Q1T1」も、いずれのデータサイズでもリード2600MB/s台、ライト2200MB/s前後と、十分高速と言えるパフォーマンスを発揮している。

「CrystalDiskMark 8.0.4」の結果。RAID 0、4GiB

RAID 0、8GiB

RAID 0、16GiB

 「ATTO Disk Benchmark 4.0.1f1」では、全体として128KBから最高パフォーマンスを発揮しており、データサイズ4GB実行時はリード最高2.91GB/s、ライト最高2.78GB/sを記録している。データサイズでの影響もほぼなく、安定したリード、ライト性能を発揮している。

「ATTO Disk Benchmark 4.0.1f1」4GB、RAID 0の結果

8GB、RAID 0の結果

16GB、RAID 0の結果

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