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ホグワーツ・レガシーも144fps以上!RTX 4070 Ti搭載PCで複数のゲームを4K高画質で動かしてみた、その結果は?

文●松野将太 編集●ジサトラハッチ

提供: マウスコンピューター

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16コアの最新i7、RTX 4070 Tiでなめらかなゲーム描画を実現

「CPU-Z」で取得した「Core i7-13700KF」の情報

「GPU-Z」で取得した「GeForce RTX 4070 Ti」の情報

 改めてスペックを確認すると、「G-Tune EP-Z」はCPUに「Core i7-13700KF」、GPUに「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載。最新の16コアCPUに加え、前世代の最上位GPUだった「GeForce RTX 3090」に比肩するGPU性能を誇るRTX 4070 Tiのおかげで、PCゲーミング用途においてはほとんどの高負荷状況で不自由のないパフォーマンスを発揮できる。

 メモリー容量も32GB(DDR5-4800)、ストレージは1TBのPCIe Gen 4x4 SSDを搭載するなど、各パーツに十分な性能的余裕があるため、よほどのことがない限りパワー不足という事態には陥らないはずだ。

 実際にゲーミング用途でのパフォーマンスを各種ベンチマークで確認してみよう。まずはPCの3D性能を計測する定番ベンチマーク「3DMark」の結果だ。テストは「Speed Way」「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」のほか、リアルタイムレイトレーシング性能の計測向けである「Port Royal」の計7つを実行している。

「Time Spy」のスコアー

「Time Spy Extreme」のスコアー

 DirectX 12系のテストである「Time Spy」2種は、WQHD解像度でのテストとなる「Time Spy」のスコアーが21299、4K解像度のテスト「Time Spy Extreme」が10581と、どちらもRTX 4070 Ti搭載PCらしい良好な結果だ。CPU Scoreも極めて高水準で、解像度を問わず安定したフレームレートを発揮できていることが分かる。

「Fire Strike」のスコアー

「Fire Strike Extreme」のスコアー

「Fire Strike Ultra」のスコアー

 Fire Strike系のテスト3種は、フルHD解像度のテストである「Fire Strike」が総合スコアー42844、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」が25777、4K解像度の「Fire Strike Ultra」が13579と、こちらも非常に高いスコアーを記録。「3DMark」の各ベンチマークは実際のゲームと比べても非常に負荷が高いが、どの解像度でもカクつきのない快適な描画ができているのは大きいだろう。

「Speed Way」のスコアー

「Port Royal」のスコアー

「DirectX 12 Ultimate」のグラフィックス技術をテストできる「Speed Way」、DXRに準拠したリアルタイムレイトレーシング性能を確認できる「Port Royal」も、テスト自体は極めて快適に動作していた。現行の最新AAA級タイトルや今後発売されるゲームをプレイすることを考えても、「G-Tune EP-Z」の性能は十分なものであると言える。

 続いて、実際のゲーム系ベンチマークのスコアーも確認してみよう。まずは「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」だ。画質は最高品質、フルスクリーンの設定で、WQHDおよび4K解像度での計測を実施している。

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(WQHD)のスコアー

「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」(4K)のスコアー

 WQHDではスコアーが28101、4K解像度では16359と、どちらの解像度でも快適さの指標の最高判定となる「非常に快適」を獲得できている。出力レポートではWQHD解像度時の平均フレームレートが196、4K時の平均フレームレートは109と、いずれも高いフレームレートで描画できており、高解像度かつハイリフレッシュレートディスプレーとの組み合わせがベストな選択肢と言えそうだ。

 続いては人気タイトル「モンスターハンターライズ:サンブレイク」の結果だ。描画品質は「高」で、解像度フルHD、WQHD、4Kの3種類で、ゲーム内の一定ルートを移動した際の1分間のフレームレートを計測した。

「モンスターハンターライズ:サンブレイク」のスコアー

 フルHDおよびWQHD解像度では、平均フレームレート・最小フレームレートともに頭打ちとなっており、快適さにあまり違いはない。4Kでは若干フレームレートが下がるものの、それでも平均166fps、最小132fpsと十分。解像度を問わず、快適にプレイできるのは間違いないだろう。

 現行タイトルでも重めの負荷がかかる「Cyberpunk 2077」の結果も確認する。ゲーム内ベンチマークモードを使用し、描画品質は「レイトレーシング: ウルトラ」、解像度フルHD、WQHD、4Kの3種類のほか、WQHD以上の解像度のみNVIDIAの「DLSS Frame Generation」を有効にした状態でのフレームレートもあわせて計測している。

「Cyberpunk 2077」のスコアー

 最高画質では、フルHD解像度でも平均フレームレートが110fps前後とやや重めで、4K解像度ではギリギリ平均60fpsを達成できる程度。ただし、「DLSS Frame Generation」を有効化することでWQHDでも平均フレームレートが150fpsまで上昇するなど、なめらかな画面描画が可能になる。

 現在のところ、「DLSS Frame Generation」は最新のNVIDIA製GPUでしか有効化できないため、RTX 4070 Tiを搭載する「G-Tune EP-Z」を利用するメリットのひとつと言える。

 最後に最新タイトルである「ホグワーツ・レガシー」の結果を見てみよう。描画品質はもっとも負荷が大きくなるよう調整し、「DLSS Frame Generation」などの機能を有効化。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3パターンとし、ゲーム内の特定ルートを移動する1分間のフレームレートを「FrameView」で計測した。

「ホグワーツ・レガシー」のスコアー

 本作でも「DLSS Frame Generation」によるフレーム生成が可能となっており、どの解像度でもフレームレートは比較的高め。4K解像度でも平均146fps、最小51fpsと、ハイリフレッシュレートディスプレーとあわせて使いたくなる良好な結果が出ている。オープンワールドの高負荷タイトルではPCスペックの格差がプレイ体験を左右するが、「G-Tune EP-Z」ならばまったく問題ないだろう。

4K・最高画質まで見据えた快適ゲーム性能

「G-Tune EP-Z」の性能は極めて高く、メモリーやストレージを含めた構成にも余裕があることから、ゲーム用途のPCとしてはうってつけの1台と言える。一般的なフルHDのゲーム用途では持て余すほどの性能があるため、思いきって高解像度に対応したゲーム環境を整えたい、という人には特におすすめだ。

 直販価格は41万9800円と、ゲーミングPCとしてはかなり値が張るものの、向こう数年の間は何不自由なく快適なPCゲームライフを満喫できる。性能をフルに発揮するためにはディスプレーなどの環境投資も必要になるが、万全の体制でPCゲームを楽しみたいのであれば、「G-Tune EP-Z」は最高の選択肢のひとつになりそうだ。

(提供:マウスコンピューター)

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