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ドライバーが大きくなり低音がリッチに、温度センサーや記号の表示にも対応

手軽にステレオペアが組める「Echo Dot」発売、with Clockはハートの表示にも対応

2023年02月13日 16時00分更新

文● ASCII

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Echoシリーズの現行ラインアップ。Echo Dotに追加されたディープシーブルーが印象的。

 アマゾンジャパンは2月13日、2月1日に発表した第5世代「Echo Dot」「Echo Dot with Clock」の製品説明会を開催した。両製品はすでに予約受付中で、2月14日から順次出荷を開始する。

 同社のAmazonデバイス 事業部長で、EchoやRingなどの製品を担当している橘 宏至氏は、生活の中に溶け込み、必要な時に必要な機能を提供する「アンビエントインテリジェンス」の根幹を出すデバイスとしてEchoを紹介した。

 加えて、Alexaのアクティブユーザーは3年前に比べて全世界で2倍に増えており、日本でも2017年の発表以降、販売台数/利用者数ともに堅調に伸びているとした。特に画面付きのEcho Showを出した2019年前後のタイミングで、出荷台数の増加速度が上がり、さらにコロナ禍でも販売台数が増えたとする。複数の製品を部屋ごとに置くケースも増えており、Echoシリーズの浸透を改めて強調した形だ。

Echoシリーズの出荷台数とユーザー数の推移が分かるグラフ(数値はないので詳細は不明だが、イメージは分かる)。

 なお、海外では音楽メインの使い方が多く安価なEcho Dotが売れているが、日本では画面付きの需要が高くEcho Showの人気が高いという。

第4世代と第5世代のEcho Dot with Clock

 新しいEcho Dot/Echo Dot with Clockは、大きさ(本体の容積)は第4世代機と同じで、あまり変化を感じないかもしれないが、音質を強化。スピーカーユニットの振動板面積が10%大きい直径44mmのとなり、クリアな高音と最大2倍の深みのある低音を実現できるとする。ステレオペア再生に加えて、Fire TVシリーズと連携したシアター再生も可能で、小型ながら応用範囲の広い製品に仕上がっている。また、最新の「Fire TV Stick 4K Max」や「Fire TV Cube」との組み合わせでは、HDMIが持つARCの仕組みを活用し、テレビの音を出すこともできる。

 音量も日本で一般的なリビングのサイズであれば十分。ステレオペアを組むと小型スピーカーとは思えない広がり感のある再生が可能で、さらに低域についても十分な量感が得られていた。

天気を聞くと、曇りなどアイコンが右から左に流れている

 また時計表示に対応した“with Clock”では、前面の表示が進化している。5×21個のLEDがマトリックス調に配置されており、天気や気温、曲名などカタカナや英数字の再現も可能となっている。表示できる情報のバリエーションが増やせることになり、発表会ではバレンタインにちなんで「大好き」と呼びかけると、ハートマークとともにAlexaが歌を歌うといったデモも紹介された。

 センサーの活用も進めている。室温が分かる温度センサーや人の動きを認識するモーションセンサーで定型アクションを開始したり、本体の上部を叩く、タップジェスチャーで一時停止も簡単になっている。加えて、光センサーも持つため、部屋の照度に合わせて適切な明るさにすることも可能だ。

機能強化の一つ。Echoから音声でAmazonの買い物をする際、Amazonアプリでより詳しく注文内容を変更できるようになった。過去に買ったものを買い増すときはもちろん、新しい商品を選ぶ際にも迷いが少なくなった。

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