スタートアップ投資の落とし穴とは? IP BASE、「投資家向けの知財ホワイトペーパー」公開
経済産業省特許庁が開設している知財コミュニティポータルサイト「IP BASE」は、スタートアップに投資を行なう投資家向けに知財戦略の基本的なポイントについて、「よくある知財の落とし穴とその対策」をラウンド別にわかりやすく解説したホワイトペーパーを1月20日に公開した。
知財戦略のポイントだけでなく、2021年度のIPAS(知財アクセラレーションプログラム)の知財メンター、知財アソシエイトメンターの所属や得意分野がわかるインデックスも記載している。
現在IP BASE上で公開しているホワイトペーパーは、知的財産の評価・支援を行なったベンチャー投資家のリアルな事例や投資家による知財戦略支援のポイントなど、スタートアップに投資を行なう投資家が知っておくべき知識をまとめている。
スタートアップの成長を加速させるうえで、ビジネスに応じた知的財産への取り組みは必要不可欠となる。なかでも革新的な技術を事業化する研究開発型スタートアップにとって、知財戦略の優劣は事業成長の成否を大きく左右する。
スタートアップの知財戦略を強化するためには、創業期から付き合っている投資家のアドバイスが重要だという。通常、投資家は資金面からスタートアップを支援するが、その際に知財戦略にも配慮し、的確なアドバイスも行なうことが必要となる。
■「投資家のための知財ホワイトペーパー」概要
1.投資家による知的財産支援の意義とは
・知的財産の評価・支援を行なったベンチャー投資家の事例を紹介
2.投資家による知財戦略支援とは
・知財戦略の基本的なポイントについて解説
3.ラウンド別の知財マイルストーンと落とし穴
・投資の際に実際に起きたリアルな落とし穴とその対策について各シリーズ別に1つずつ事例を選んで紹介
4.IPAS 知財メンター、知財アソシエイトメンター紹介
・2021年度にIPAS採択企業にメンタリングを行なったメンターを紹介。各メンターの得意分野や所在地、事務所HPを記載。
■投資家のための知財ホワイトペーパー
https://ipbase.go.jp/learn/wp-forvc/