メルマガはこちらから

PAGE
TOP

NEXT Logistics Japan、次世代量子技術活用の配車、積み付けシステム導入

 NEXT Logistics Japan株式会社は2022年12月15日、量子コンピューティング技術を用いた、自動配車×積み付けシステム「NeLOSS(NEXT Logistics Optimal Solution System(ネロス)」を導入。これまで人手で行っていた輸送荷物の配車と車両への積み付け業務のデジタル化と効率化を実現した。

 物流業界では、少子高齢化による生産年齢人口の減少や、2024年4月から「自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制」が適用されることから生じる「2024年問題」などにより、安定した輸送スキームが求められている。物流事業者は荷物の輸送において、どの荷物をどの車両で運搬するかを割り付け、荷室のどこにどの荷物を積むかを検討のうえ、配送計画を策定している。

 この業務は現在、主に人の知識や経験にもとに行われており、効率化や省人化、自動化が課題となっている。配車と積み付けを単独で自動化するシステムはあるものの、配車と積み付けの両方を自動計算するシステムは、考慮すべき変数が多く、従来の技術では膨大な時間を要するため実用化されていなかったという。

 NEXT Logistics Japanはこの課題解決のため、株式会社エー・スター・クォンタムの量子コンピューティング技術を活用した、配車および積み付けの組み合わせを高速自動計算するシステム「NeLOSS」の運用開始に至った。

「NeLOSS」では、これまで人手では2時間以上かかっていた配車、荷物の積み付け業務を、40秒から1分未満で割り付けと積み付けの組み合わせの最適解を算出。業務時間の短縮と、効率化によって生まれた時間で付加価値の高い業務に取り組むことが可能となるとしている。

■関連サイト

「ASCII STARTUPウィークリーレビュー」配信のご案内

ASCII STARTUPでは、「ASCII STARTUPウィークリーレビュー」と題したメールマガジンにて、国内最先端のスタートアップ情報、イベントレポート、関連するエコシステム識者などの取材成果を毎週月曜に配信しています。興味がある方は、以下の登録フォームボタンをクリックいただき、メールアドレスの設定をお願いいたします。

合わせて読みたい編集者オススメ記事