このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第716回

SwitchBot屋外カメラの駆動時間延長を期待し「SwitchBot屋外用ソーラーパネル」を活用

2023年01月12日 12時00分更新

文● T教授 撮影●T教授 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

1月4日午後〜1月8日午後まで連続して4日間にわたって屋外カメラの内蔵バッテリーの残量をスマホアプリで確認して記録した

SwitchBot屋外カメラと同ソーラーパネルのコンビを
テラスに設置してテストを実施

 さて今回、SwitchBot屋外カメラ+SwitchBotソーラーパネルのコンビネーションで、1月4〜8日までの4日間実際のテストをした。過去のテスト結果から、SwitchBot屋外カメラ単体の使用では内蔵バッテリーが満充電でスタートしても、平均して毎日15%ずつバッテリーが消費される。結果的に、途中で何らかの追加充電手段がなければ、以前のコラムで紹介したように7日間の連続駆動が限界だろう。

 今回は我が家のテラスに設置したSwitchBotソーラーパネルにより、正午ごろから16時半頃まで1日約4時間強の太陽光発電で充電できる想定だ。関西人の筆者は身をもって痛感しているが、冬の関東地方は好天が多い。今回テストした1月4日〜8日も、ほぼ全面的に快晴のお天気だった。半面、曇や雨の日のデータが今回は欠けている。

 そのかなり運が良いベストとも言える環境下で、SwitchBot屋外カメラの内蔵バッテリーの4日間のバッテリー残量を、朝夕2回スマホアプリである「SwitchBot」から確認して記録してみた。測定初日の1月4日は、ACアダプターを使用しテラスから取り外したSwitchBot屋外カメラをUSB/ACアダプターで100%充電し、午後3時50分頃にテラスの取り付け場所に戻した。

 翌1月5日の朝9時20分には、再度スマホアプリからSwitchBot屋外カメラのバッテリー残量をチェックしたところ、残量は83%となっていた。前日の午後4時頃から当日の9時過ぎまでの間の約18時間で、内蔵バッテリー17%消費したことになる。

 同日1月5日の夕方3時には、約3時間程の太陽光発電による充電でSwitchBot屋外カメラの内蔵バッテリー残量は97%までリカバリーしていた。約17時間後の翌1月6日の朝7時半には、バッテリー残量は83%となり約14%の消費があったと思われる。

 同日1月6日午後4時半には、太陽光充電でSwitchBot屋外カメラの内蔵バッテリーは98%まで充電され、17時間後にあたる翌日1月7日朝の8時半にはバッテリー残量は83%まで低下している。以前と同じ繰り返しになるが、同日午後の4時には太陽光充電のパワーでバッテリー残量は98%まで復活していた。

 そして翌日の1月8日朝6時半には、バッテリー残量は84%となり消費量は14%。そしてつい先ほど太陽が南西の空のかなり低い位置に移動したころ、アプリでバッテリー残量を確認したら既に98%まで回復していた。SwitchBotソーラーパネルは、太陽さえあれば着実に仕事をしている感じだ。

パワポで4日間のバッテリー残量をグラフにしてみた。1日で15%前後のバッテリーを消費し、午後の太陽光発電・充電でほぼ同じ量をリカバリーしているのが分かる。今回は曇や雨の日がなかったのがテストとしては良くないところだ

 たった数日間だけの実績をモニターした結果だが、SwitchBot屋外カメラの内蔵バッテリーを満タンでスタートして毎日15%前後を消費し、お天道様が元気ならSwitchBotソーラーパネル充電で、ほぼ同じ量を即日リカバリーしていることが分かる。

動体検出(ペット)、アラート通知はメールのみで自動録画を指定した

1日4時間少々程度の日照を確保できる環境なら
SwitchBot屋外カメラと同ソーラーパネルのコンビはオススメ

 今回テストしたSwitchBot屋外カメラの設定は「ペットのみの動体検出」「メールでのアラート通知」「動体検出時はサウンド付き録画」を内蔵SDカードを指定して実施した。屋外カメラの監視設定としては、極めて標準的な選択だといえる。

 SwitchBot屋外カメラ単体ではとても実現不可能な1年間連続ロングランも、SwitchBotソーラーパネルをペアで活用すれば理論上は可能そうだ。ただし、SwitchBotソーラーパネルを1日数時間近く日当たりの良い場所に設置して、晴れの日が永遠に続く前提だ。今回は幸運な条件が整っていた感はある。

 前述した動体検出の条件設定で、SwitchBot屋外カメラの内蔵バッテリーは1日当たり15%消費する。1週間の全く晴れの日がないとすれば約7日間で内蔵バッテリーは底をつくが、1日でも晴れの日があれば1日は延命できるイメージだ。

 ただ、自然環境的な要素で曇や雨の日が3日も4日も続けば、筆者の現在の使い方で1日約15%のバッテリー減がありそうなので、3日太陽光が全くないとすれば、100%近くあったバッテリーは4日目の朝にはバッテリー残量はおおよそ55%。4日目が快晴で太陽光発電による充電が十分機能しても、45%をリカバリーするかどうかは今のところ定かではない。曇天や雨の日が続けば、ぜひその条件下で再度テストしてみたい。

冬場の我が家のテラス付近は正午〜16時半頃までは愛犬のボビーじいちゃんの絶好の日向ぼっこ向き空間だ。それはSwitchBot屋外用ソーラーパネルにとっても同じだ。近く曇の日や雨の日があればより詳細なテストができそうだ

 冬の日の太陽の光が十分入るテラスに面したリビングは、愛犬のボビーじいちゃんの日向ぼっこ空間だ。1日4時間少々程度の日照を確保できる環境なら、SwitchBot屋外カメラとSwitchBotソーラーパネルのコンビネーションは、ぜひとも推奨したい。SwitchBotも「雨の日も、暗い夜も。1度の充電で365日おうちを見守る」を実現できる可能性の高い両者を同梱したキットモデルを、ぜひとも発売するべきだろう。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:SwitchBot「屋外用ソーラーパネル」
・提供:SwitchBot
・価格:4231円(Amazon.co.jp)

T教授

 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン