クルマ好き女子の矢田部明子です。今回は、日産の軽EV「SAKURA」についてレポートします。2022年5月に発表され、軽規格の電気自動車として売れまくっているSAKURA。2022年のカー・オブ・ザ・イヤーも受賞しました。実は、私自身購入を検討しているクルマです。ということで、果たして“買い”なのかを2週間試乗して吟味したので、良かった点&悪かった点をお伝えしていきます。購入をご検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてください!
SAKURAってこんな車
「毎日の生活の質を高めてくれる手の届きやすいEV」をコンセプトに、使い勝手の良さ&維持費の安さを押さえつつ、スムーズな加速と静粛性など、従来の軽自動車が抱えていた走行面でのネガを潰した車です。さらに、先進技術による運転サポートやコネクティッドサービス、インパネに撥水効果のあるファブリック材を使用するなど、上質でワンクラス上のエレガントな軽自動車を目指して造られています。今回試乗したのは「SAKURA X(2WD)」です。
日産「SAKURA X(2WD)」の主なスペック | |
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サイズ | 全長3395×全幅1475×全高1655mm |
ホイールベース | 2495mm |
車重 | 1070kg |
駆動用バッテリー | リチウムイオン電池 |
最大出力 | 47kW/2302~10455rpm |
最大トルク | 195N・m/0~2302rpm |
車両価格 | 239万9100円 |
それでは、細かくチェックしていきましょ~!
SAKURAの魅力 その1
ターボ車の倍のトルクを誇る走行性能
最高出力は軽自動車並ですが、最大トルクはデイズ・ターボ仕様のほぼ倍というだけあって、大人3人を乗せての坂道&高速道路の合流もモタつくことはなく、スムーズに加速してくれます。アクセルベタ踏みですさまじいエンジン音を響かせながら……という、軽自動車にとって苦手な道がSAKURAには見当たりませんでした。
発進&停止は緩やかで運転しやすく、車内は静かで快適に過ごせるのもGood。バッテリーを床部分に積むことで重心が下がりハンドリングが良くなるため、高速域でカーブを曲がる際もまったく怖くありませんでした。むしろ、運転していて気持ちいい!
ただ、少し気になったのは、モードによる走りの違いがさほどないことです。加速やブレーキングに多少の違いはあれど、ガソリン車ほどではなく「何となく変わった感じはする」というのが正直な感想でした。
SAKURAの魅力 その2
EVならではの未来感漂うデザイン
良い意味で軽自動車っぽくなく、近未来感が漂うデザインがGoodでした。
SAKURAの魅力 その3
上質な車内空間
車内はとても明るく、内装の所々にシャンパンゴールドがあしらわれていて上品な空間が広がっていました。シートは、表面がふわふわしていて、芯の方は固い触感で、座っているととても気持ちよかったです。
運転席&助手席シートを1番低い位置、後ろに下げた状態にして158cmの私が座ると、こぶし5個分くらい頭上に余裕があります。足周りは、膝をピーンと伸ばして座ることができるくらいの広さがありました。
後席頭上はこぶし2個分くらいのスペースと、やや圧迫感がありました。助手席を1番後ろにスライドさせると足周りは こぶし4個分くらい、1番前にスライドさせると こぶし9個分くらいのスペースがあります。
軽自動車という区分で見た時に、決して広いとは言えないはずなのですが、足元のスペースがある&車内のデザインにより、かなり広々と感じてしまいます。
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