後席は4人乗りで、唯さんが乗り込んでみると「これイイですね。普通に長時間座ることができそうです」という弁。「ややセミバケットみたいな感じですね」というように、すっぽり埋まるような、そんな感じのシートです。ちゃんとUSBポートが用意されていますから、移動中にスマホを充電することもできます。クーペですので、後席から出るのはかなり困難です。できないわけではありませんが、結構大変だったりします。サイドにはダボ穴があり、そこにウインドスクリーンを取り付けることができます。ですが取り付けると後席乗車はできなくなります。
気になるのはラゲッジ。入り口は狭いものの、奥行きは十分あります。ただ幌を収納するスペースでもあるため、幌を収納した場合はそのぶん狭くなります。荷物を大量に載せて移動する際は、幌を閉めればいいだけです。幌を収納する際は「ラゲッジルームセパレーター」を手動で動かさなければならないのは、4シリーズのカブリオレと一緒です。「引き出してもスーツケースは寝かせれば入るでしょうし、十分だと思います」という唯さん。
いったんクルマを降りて、M4 Cabriolet Competition M xDriveの心臓部を見てみましょう。直列6気筒ツインターボエンジンが生み出すパワーは最高出力510PS(375kW)/6250rpm最大トルク650N・m(66.3kgf・m)/2750-5500rpm。この取材時は同じ直6モデルのZ4も借りていたのですが、両サイドに過給機を置いているため密度感が段違い! さらに補強のブレースなどが入っていたりして、迫力満点です!
「ガチのスポーツクーペがあるのに、わざわざカブリオレを買う人っているんですかね?」というのは走り屋の担当編集。そしてFRとの違いは? さっそく走らせてみましょう。
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