ゲーミングマザーボードのアップグレードを考えているユーザーにオススメ
最新のZ790をDDR4メモリ対応マザーにしてコストを抑えたいゲーマーへ向けたMSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4」
また、本製品はSerial ATA 3.0ポートが7基ある。うち5ポートはチップセットの機能を利用しており、残る2ポートはAsmedia「ASM1061」チップによって増設している。HDDや2.5インチSSDなどを旧PCから引っ越そうと検討している方はここに注目だ。一応M.2 SSDとの併用によって排他になることもあるので、製品仕様やマニュアルを確認したい。
ネットワークは2.5GbE&Wi-Fi 6。2.5GbEチップはIntel I226-LMを使用しており、Wi-Fi 6EもIntel製とされている。オーディオはコーデックにRealtek「ALC4080」を用い、日本ケミコン製オーディオグレードコンデンサなどを組み合わせて「AUDIO BOOST 5」準拠としている。
こうして見ると、けっこうな量の追加チップを実装していることが分かる。それだけ高機能、数多くのストレージやUSBを求める方に適している。つまりは、過去の資産を受け継ぐアップグレード的自作PC向きだと言えるだろう。一式組むのもよいが、たとえばCPUとマザーボードだけ最新世代にアップグレードしておきたいといった組み方も検討したい。
x16スロットと電源回路にこだわり、ゲーマーの機能ニーズもカバー
MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4は、メモリはDDR4、ビデオカード用x16スロットはGen5 Ready、M.2スロットはGen4でコスパ路線と、一見すればチグハグのようで、実はメインストリームゲーマーにはコスパのよい選択をとっている。結局AMD Radeon 7000もNVIDIA RTX 4000もPCI Express Gen5対応とはならなかったわけが、プラットフォーム側の準備が整っているわけで次こそGen5対応の時代が来るだろう。今後数世代使うPCを今アップグレードしたいという方なら、ここをポイントに選びたい。
一方、充実したCPU電源回路はメインストリームゲーマー寄り。豊富な機能はストレージをはじめさまざまな機器を接続して使いたいパワーユーザー向けと言える。M.2スロットも4基と豊富だ。組み合わせるCPU次第では、プレイだけでなく配信など幅広い用途に対応できる。もちろん、それらも削ってコストを求める方もいるかもしれないが、ある程度の余裕がなければ用途を限定されてしまうこともある。バランスという点に注目すれば、MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4のちょうどいい塩梅が理解できるのではないだろうか。
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