世界初となるBlur Busters 2.0認証を受けたモデル
3万円台240Hz&残像感超抑制ゲーミングディスプレー「XG2431」の凄みを体感
ハイリフレッシュレートで快適にゲームを楽しめる
ゲーミングディスプレーを選ぶ時に重要なポイントの1つが、リフレッシュレートだ。リフレッシュレートはディスプレー側が1秒間に何回表示できるのかを表す数値で、通常は「○○Hz」といった感じでスペックシートに記載されている。
リフレッシュレートの値が低いと1秒間に表示できる回数が少なく、カクカクとした見た目になってしまう。逆に、数値が高いほど滑らかな映像になる。特にFPSやTPSといったジャンルのゲームでは、敵の視認性に関係してくるので重要な要素となる。
また、ビデオカードがいくら高性能でフレームレートが高くても、ディスプレー表示する回数が少なくては表現しきれない。例えば、120fps(1秒間に120コマ)でGPUが描画しても、ディスプレーが60Hz(1秒間に60回)なら、1秒間にユーザーが視認できるコマ数は60コマまでとなる。
つまり、高性能なビデオカードを使っていても、ディスプレーのリフレッシュレートが低いと非常にもったいないことになるのだ。その点、本機は240Hzなのでハードコアゲーマーが求める水準を満たした製品であると断言していいだろう。
では、どれくらい見た目が違うのか。参考までにその差が体感できる動画を作成してみたので、ご覧いただきたい。FPSタイトル『オーバーウォッチ 2』を30fpsと240fpsで動作させ、ディスプレーを直接録画してスローモーションで見せている。
©2022 Blizzard Entertainment, Inc.
ゲーマーなら気になるであろう「応答速度」もチェックしてみよう。応答速度が遅いと、表示しているオブジェクトの輪郭がぼやけたり、残像や滲みが生じたりする。ちなみに、ゲーミングディスプレーを選ぶ際の基準は、1ms~5msが理想とされている。
FPSやTPSといったゲームで遊ぶ時は特にだが、応答速度が遅いと先ほどの動画(30fps)のような現象が起こり、正確に狙いを定めることが難しくなる。当然、プレイフィールが損われ、気持ち良くプレイできなくなってしまう。
対して、本機の応答速度はオーバードライブを使用すれば、GtGとMPRTともに1msと高速なので、快適にプレイできるはずだ。
また、本機の残像低減機能はBlur Busters社が調整した設定がプリセット(PureXPモード)としていくつか登録されている。端的に述べれば、残像感がすごく抑えられたゲーマー向けのスゴ技ディスプレーといったところだ。
このほかにも、暗所での視認性を向上させる「black stabilization」や「AMD FreeSync Premium」など、ゲーマーにとって嬉しい機能はひと通り備わっている。
Ready or Not © Void Interactive Ltdまとめ:ゲーマーを喜ばせる機能満載のXG2431
以上で、レビューは終了する。ゲーミングディスプレーの標準的なサイズである23.8型かつ240Hzの高リフレッシュレートで、ゲーマーに嫌われる残像感を可能な限り抑えた仕様はかなり魅力的だ。
これだけの機能を備えた製品となれば、値段も少々張るのかなと思いきや、実売価格は3万8500円前後とかなりお手頃な印象だ。ディスプレーの買い替えを考えているのであれば、XG2431は有力な選択肢となるだろう。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
デジタル
4K HDR対応で映画もゲームも大満足できる液晶ディスプレー「VX3211-4K-MHD-7」 -
sponsored
PS5で4K/120fpsのゲームプレイを楽しむための、ディスプレーの選び方 -
デジタル
PS5向けからモバイルまでをラインアップ! 高性能かつ高コスパなViewSonic製ディスプレー4機種をまとめて紹介 -
デジタル
2万円台のビューソニック製15.6型モバイルモニター「VA1655」がアツい理由 -
YouTube
最大200名に超豪華プレゼント!ゲームプレイ&配信が快適になる最新ガジェットも紹介するアスキー編集部が本気で挑むゲーム対決生放送がアツい! -
デジタル
4万円台で購入できるクリエイターの"相棒"、その名は「VP2785-2K」! -
デジタル
ビューソニック、PCAPタッチテクノロジー搭載の23.8型液晶ペンディスプレー「ID2456」発売 -
デジタル
とっても簡単!ViewSonicの専用ソフトでキャリブレーションをやってみた