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glafit、バイクと自転車でモードを切り替える「モビチェン」発表。ブランドサポーターに三浦翔平氏が就任

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 2022年11月9日、電動バイク機能と自転車の機能を併せ持つハイブリッドバイク「GFR」を展開するglafit株式会社は、TUNNEL TOKYOにて「glafit戦略発表会」を開催。同社代表取締役CEOの鳴海 禎造氏とブランドサポーターに就任した俳優の三浦 翔平氏が登壇し、トークセッションが行なわれた。

glafit株式会社 代表取締役CEO 鳴海 禎造氏と三浦翔平氏

 前半は、鳴海氏がglafitのこれまでの歩みと今後の展望を説明。

 glafit株式会社は、2017年9月にモビリティメーカーとして設立。製品の企画設計から販売サポートまで和歌山県和歌山市で行なっているのが特徴だ。会社立ち上げ前にハイブリッドバイクの初号機「GFR-01」をクラウドファンディングMakuakeにて発表し、当時の同サイト最高額である1億2800万円超を達成して話題となった。その後、バイク大手のヤマハ発動機と資本業務提携、パナソニックと電池パック関連の共同開発・資本業務提携を結ぶことで製品性能を強化し、2020年11月にはGFRをモデルチェンジした「GFR-02」を発表している。

 GFR-02の最高速度は30km/h、航続可能距離は約34km。折り畳むと軽自動車のトランクルームに後部座席を倒さず積み込める。

サイズは全長1280ミリ、重さ19キロ(バッテリー込み)。スリムなので、タクシーなどでは畳まなくても後部座席の足元に乗せられる

「モビチェン」の装着でバイクと自転車の二刀流に

 GFRのようなペダル付き電動バイクは国内外の他メーカーからも発売されているが、これらはペダルを漕いで走ったとしても日本の法律上はあくまでバイクの扱いであり、運転免許証携帯、ナンバープレートの取り付け、ヘルメット着用が義務付けられている。そこで、規制のサンドボックスを利用して正式に自転車として扱えるように開発されたのが「モビリティカテゴリーチェンジャー(略称:モビチェン)」(特許取得)だ。GFR-02にモビチェンを装着することで、日本で初めて道路交通法上の車両区分としての「バイク」と「自転車」を切り替えられる唯一無二の車両となる。

 モビチェンは、ナンバープレートに装着するカバーで、車両内の機構と連動しており、ナンバーを隠した状態ではバイクの機能が使えなくなる仕組みだ。モビチェンは2022年11月より量産を開始し、GFR-02の後付けオプションとして2022年12月から発売予定だ(2万7500円、工費が別途必要)。

モビチェンで自転車モードに切り替えると、法的にも自転車として扱える

 さらに踏力感知式クランクリングを採用し、モビチェンで自転車モードで使う場合も、電動アシスト付き自転車のようにペダルが重くなることはなく、軽く漕げるのが特徴だ。また、バッテリーは着脱式で、電池が切れても予備バッテリーに交換すれば航続距離を延ばせるのはうれしい。

 2022年4月に可決した道路交通法の改正案では、新たに「特定小型原動機付自転車」という車両区分が設けられ、最高時速20キロ以下、全長190×幅60㎝(普通自転車サイズ)の電動モビリティは免許なしで乗れるようになる(ただし16歳以上)。今後、この新しい道路交通法が施行される2024年春に向けて、新区分「特定小型原動機付自転車」を対象とした新たな製品開発を進めていく計画だ。

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